京都にある世界遺産(世界文化遺産) は、全部で17ヶ所あります。
京都市内だけではなく、宇治市や滋賀県にもまたがるため、全部を一度に回ることはできません。そのため、行くならどこかピックアップする必要があるのです。そうなった場合、
17ヶ所の中からどこを選ぶんだろう?
というわけで、京都の世界遺産へ行ったことがある方100名にアンケートをとらせていただきました。
修学旅行で行って良かったから大人になっても行ってみた、とか、人づてに聞いたとか、有名だからとか、いろんな理由があるようですね。
選んだ場所について、特にどこが良かったのかを教えてもらいましたので、どこへ行くか迷った際には参考にしてみてください!
あなたが行った京都の世界遺産はどこ?
第1位 清水寺
噂には聞いていましたが、桜が咲く季節や紅葉の時期にライトアップされて映る景色があまりに綺麗すぎて息を呑みます。
音羽の滝もとても美しくて心が洗われる気分になります。
清水の舞台の巨大さや、仁王門の迫力も素晴らしいのですが、清水寺へ続く三年坂から見上げた三重塔の見事な眺めに感動しました。
また、清水寺の境内の桜も非常に美しかったです。
木の骨組みの上に立って京都市内を一望できる景色が最高でした。
また、その清水の舞台を横から見ると木の骨組みの丈夫さというか、長年毎日のように大勢の観光客が上の乗ってもびくともしない凄さに感嘆します。
清水寺は京都のスポットの中でも、周辺に観光のお店も多く、また、アトラクションといったらおかしいですが、「音羽の滝」の水を柄杓ですくったり、高い清水の舞台に立ったりと、いろいろ参加型の楽しみ方ができますね。
なので、友達同士でも、主人と行った時も、それぞれ楽しめました。
桜の時期にライトアップされる桜を見に行ったのですが、舞台から眺める桜はとてもキレイでした。桜を上からと下からと眺められて感動しました。
清水の舞台が改修工事中だった為、舞台はみえなかったのですが、今のタイミングでしかみれない宮大工による工事の様子などレアなものがみれた。
清水寺で一番名所と言われている舞台がとても迫力がありました。
舞台から見える景色がとても美しく、建物も歴史が感じられるので何度でも訪れたい所です。
スリル感たっぷりなのも魅力の一つです。
木造の清水寺自体ももちろんよかったですが、清水寺の舞台から見る景色がとても素晴らしかったです。
紅葉や木々の緑が美しく、春には桜も咲くのでどの季節に行っても楽しめます。
清水寺は初めてではないのですが、久しぶりに行くとやはり感動します。清水の舞台からの景色が素晴らしかったです。
随求堂の「胎内めぐり」を初めて体験しましたが、清水寺の別の一面を知ることができ面白かったです。
本堂の舞台はやはり他の寺にはない独特の空間です。そして舞台上だけではなく、舞台下から見上げる本堂も迫力があって面白いです。
また、清水道のお土産屋を歩き見るのも、他の寺にはない面白い点の1つです。
第2位 金閣寺(鹿苑寺)
写真ではけばけばしいイロモノかな、と思っていたのですが、意外と落ち着いた佇まいで風情を感じました。
観光地を写真で判断してはいけないなと思いました。
金閣寺のメイン舎利殿とその前にある鏡湖池が期待通りとても素晴らしい眺めです。風がなく水が穏やかな日は、池面に移った舎利殿が見られて更に感動します。
冬には行った事がないですが、雪景色も素敵だと聞きました。四季折々の違った美しさが楽しめます。
金閣寺・銀閣寺・飛雲閣は京都三大閣で世界遺産。小学校の修学旅行以来、定期的に訪れてはその度に異なる発見をできる素晴らしい場所。
金で全体が塗られている寺院を見学し、改めて日本文化の素晴らしさに出会えました。
厳かな雰囲気の中で輝く金ぴかは、派手というより神聖な印象を受けました。
ちょうど秋に訪れたので紅葉と金閣寺のコントラストがとても美しかったです。敷地内は滝や不動堂もあり見応えがあって良かったです。
なんと言っても金閣寺そのものの、湖にうつる姿もふくめて感動。テレビなどで何度も見たことがあるそのまんまな姿で、美しい!
また、寺内である周囲の景色、雰囲気も落ち着いていて現実感が遠ざかるような感じでのまれてしまいます。
真冬に行きました。しんとした、また凛とした雰囲気は少しオーラがあったくらいです。以前伊勢神宮に行った時のようなスピリチュアルな感覚もありました。
第3位 二条城
庭園がかなり美しく、特に二の丸庭園の池に浮かぶ島や橋が味わい深く、優美に感じられました。梅の花もとても綺麗でした。
立派な歴史あるお城と、本丸庭園を眺めることができます。ここに家康がいたのかー、大政奉還の様子ってどうだったんだろう、などと想いを巡らしながら見学できます。
古い襖絵や絵画も見ごたえがあります。
修学旅行で初めて訪れた時から、二条城に惚れています。二の丸御殿の大広間は、テレビの時代劇で観るセットの本物を目の当たりにして、感動しました。
圧倒される豪華さの中にも、日本建築ならではの侘び寂びが感じられる、とても美しい空間です。
うぐいす張りの廊下を歩くと、当時もこのきゅっきゅっという音が響いていたのかと思うと、その頃に誘われるような不思議な感覚にとらわれます。
大政奉還が行われた間は、時代の終わりを告げた場なんだと感動しました。桜が美しく、高台からは京都の街が一望できます
前回二条城に行った時は2018京の七夕、夏季ライトアップでした。二之丸庭園元々キレイですが、ライトアップでさらにキレイだと思います。
浴衣を着てる方もたくさんいて、すごく夏っぽくて落ち着く雰囲気でした。
第4位 龍安寺
なんといっても石庭です。日本史の資料集などで見ていましたが、実物を見て心を打たれました。
ただの石とは思えない絶妙な姿です。写真より実物の方が比較にならないほど絶景に感じました。
石庭がとても有名ですが、期待を裏切りません。前評判が良いと、実際に見るとそうでもないことが多いですが、龍安寺の石庭は本当に美しく、見ているだけで心が洗われます。
日本人の心を表現しているようで、華美ではないけれど、凛とした美しさがあり、こんな石庭を作れる日本人を誇りに思えます。
嵐山からすぐにアクセスできる。庭や池が美しい。大きな屏風があり、畳もあり静かな時間を過ごせる。廊下も風情があって良い。
修学旅行で行った時にはわからなかった石庭の味わいが、この年齢になってようやくじわじわしみてきました。狭さ、古色などに宿る日本の良さを再発見できる気がします。
龍安寺の庭は、数十分ながめていても飽きることがなく、縁側のようなところに座ってじっと見ていました。きれいな枯山水で、これを保つのに相当な手入れが必要なのだろうなーと考えながら見ていました。
風景は、何分みていても変化するわけではないのですが、考え事をしたり、ぼーっとするだけで貴重な時間に思えました。
第5位 平等院
平等院の鳳凰堂は、日本の文化財の中でも完璧にバランスのとれた外観を持つ素晴らしい建築物のひとつだと思います。
特に秋に訪れると、その鮮やかな朱色と抜けるような空の青さのコントラストが本当に美しく、池に映る姿は極楽浄土とはこのようなものなのでは、と思わせるほど幻想的です。
堂内に安置されている国宝阿弥陀如来坐像は神々しさの中にも優しい表情をされており、いつ拝見しても心が安らかになります。
また、お堂の壁面に飾られている52躯の雲中供養菩薩は、楽器を奏でたり、舞を舞った姿をされており、可愛らしさを感じるとともに、まるで今にも動き出しそうなしなやかさをも持っていて、とても心惹かれます。
京都の中心から少し離れているので、平等院につくまでの道も、ワクワクしながら進むことができるし、中に入ると鳳凰のある建物が立派で見応えがあります。
10円玉をもってポーズ、という定番の写真も撮れました。
10円玉で知っていたものの、実際に見に行くと左右対称の真紅に輝く鳳凰堂がとても綺麗で、屋根の両端にある黄金の鳳凰もとても美しかったです
銀閣寺(東山慈照寺)
京都の仏閣はどれも趣があって素敵なのですが、銀閣寺は凛とした雰囲気で特に素敵だと思いました。四季折々の雰囲気を邪魔することなく、自然を引き立てています。
庭がいつもビシッときれいです。向月台という、銀閣寺ならではの円錐型の台のようなものがあるのですが、これが庭の緑のなかに凛として存在しているのがなんとも言えない美しさです。
また、庭の高い部分にのぼってみると、京都市内を眺めることが出来て気持ちがいいです。
侘び・寂びを体現した庭園が見事。苔と木々の緑が目にしみる東山文化の象徴である銀閣寺は、何度訪れても見ごたえがあります。
金閣寺に比べると落ち着いた銀閣寺で、スピリチュアルな雰囲気に浸れるところが気にいっています。
東寺(教王護国寺)
東寺は、京都駅からアクセスがよいので、ちょっと時間が空いたときなどに訪れやすいです。また、私は東寺の宿坊(洛南会館)に泊まったのですが、窓からライトアップされた五重塔が見られて素敵でした。
とにかく街中にあるので驚きました。ほかの京都の寺社仏閣とはまるで雰囲気が違います。もちろん。敷地内は厳か。
立体曼荼羅が、すごく魅力に感じました。ものすごい迫力があり、何か自分を見透かされているような怖さも少し感じました。
祖父が亡くなった年に訪れたり、今回は祖父に写経を納めに行ったりして、何かと自分には思い出深い場所になっています。
下鴨神社(賀茂御祖神社)
下鴨神社は、比較的静かな場所で、ゆっくり落ち着いて見て回れるのがよいです。赤い建物、ちょうちん、橋など、「赤」が印象的です。
とくに、梅の時期に行くと、橋と梅を入れた写真を撮ることができて、とてもきれいです。ここで買える団子もおいしい!
今年厄年ですので厄除けのお守りの入手の為、下鴨神社へ訪れました。
昔からお守りで有名な神社ではありましたが、最近ではレースのお守りというものが若者を中心に人気があるそうで、厄除けのお守りと共に購入しました。
お守りの種類が豊富で、可愛くディスプレイされている点も親しみを感じやすく良かったです。
境内に入るまでに長い林が続いていて風情があって気持ちの良い神社です。夏は池に入ってろうそくを立てるお祭りがあり、参加すると足の病気にかからないと言われるので参加した事があります。神秘的な感じがして京都の神社の良さを感じられる場所です。
上賀茂神社(賀茂別雷神社)
境内がとても広々としていて、ゆったりとした空気が流れている神社です。私が行った季節は春だったのですが、立派な枝垂れ桜が素晴らしかったです。紫式部とも縁が深い神社なので、歴史を感じることができました。
朱塗りの門が大変鮮やかで圧倒されました。門の前にせせらぎがあり、その景色が珍しかったです。競馬(くらべうま)をする前庭が広々して気持ちよかったです。
天龍寺
お庭と池がとても綺麗で、見てるだけで心が落ち着きます。それとは対照的に、天井に八方睨みの龍が描かれた雲龍図はとても迫力があり、圧倒されました。
延暦寺
広大な敷地で、静かな佇まいは歴史を感じます。人も多くなく自然と歴史をゆっくりと堪能できます。思ったより見所が、沢山あります。
仁和寺
御室桜を見に仁和寺を訪れました。普段見かけないような背の低い桜が並んでいて、とても綺麗でした。また、本物の四つ葉が貼り付けられている幸福守が可愛くて、自分用とお土産用に購入しました。
西本願寺
もともと幕末、特に新撰組が好きでゆかりの土地巡りの旅をしていた際に訪れた場所のひとつで、広大な土地に厳かな空気が漂っており、厳しい新撰組とよく合うところだと実感できたところが良かったです。。
西芳寺(苔寺)
「苔寺」ともよばれる、苔が美しい寺です。新緑の季節に行ったので、緑のかおりがむせるようで、とてもみずみずしく、気持ちのよい空気が流れていました。
次に行きたい世界遺産はどこ?
「どこの世界遺産へ行った?」という質問に対して返ってきたのは14ヶ所でしたが、「次はどの世界遺産へ行きたい?」という問いには17ヶ所ぜんぶが選ばれていました。
(「特になし」という答えもいくつかあり、ちょっと寂しい・・・)
京都の雰囲気に触れてみて、ぜひ他の名所も廻ってみたい!と思ったのかも。
映像や写真では味わえない、京都が持つ独特の空気感をぜひぜひ堪能しにいらしてくださいね!
まとめ
京都にある17の世界遺産(世界文化遺産) から、実際に行ったのはどこ?というアンケートをとらせていただき、ランキング形式で発表してみました。
1位は大方の予想通りだったのではないでしょうか?
どこも自然が関わっている場所ですので、季節や天気でその印象は大きく変わりそうです。
となると、できれば全部の場所を全季節&全天候で訪れてみたい!というのが、究極の目標となりますかね~。(けっこう大変!!)
見どころ満載の京都観光で世界遺産に注目したなら、ぜひ時間が許す限り気になるスポットをあちこち廻ってみて下さい!