京都土産の定番で名前が挙がるお菓子といえば、やっぱり八ツ橋です。けど、
「八ツ橋じゃなくて、おたべ(こたべ)買ってきて!」
なんて、知ってる人にとってはキョトン?としてしまうようなセリフが聞かれることも。
そこで、おたべ(こたべ)と八ツ橋には違いがあるのか、解説します。
また、ここでは可愛くて人気急上昇中のおたべのミニサイズこたべについて、その種類と値段や賞味期限、京都駅などの販売店についてもまとめました。
季節ごとのキュートなこたべをお土産にしたい!という方も、定番のおたべをお土産にしたい方も、おたべとこたべは同じ店で取り扱っていますので、ぜひぜひ参考にしてくださいね。
京都のこたべと八ツ橋の違いとは?
八ツ橋の種類について間違えている方、けっこういらっしゃいます。
八ツ橋は固いやつ、あんこが入ったのは「おたべ」
他府県から京都へ引っ越してきた私も、実はそう思っていたひとり…(;・∀・)
これは間違い ですよ!
これは、あんこ入りの生八ツ橋を考案して最初に売り出した「おたべ」が大ヒットしたため、代名詞のようになってしまったんでしょう。
3つの八ツ橋
八ツ橋をざっくり分けるとこの3種類になります。
- 八ツ橋・・・・・・・・・・・・・固く焼かれたもの
- 生八ツ橋・・・・・・・・・・・焼いていない皮だけのもの
- あん入り生八ツ橋・・・焼いていない皮にあんを挟んだもの
株式会社美十(びじゅう)さんが販売しているあん入り生八ツ橋の商品名が「おたべ」で、「こたべ」はおたべを一口で食べられるミニサイズにしたものの名前です。
ちなみに、八ツ橋本体の大きさはこれくらい違います。
その他のあん入り生八ツ橋の商品名
- 聖(ひじり) 聖護院八ツ橋
- 夕子 井筒八ツ橋
- あんなま 本家西尾八ツ橋
生八ツ橋を焼いたら八ツ橋になる?
パリパリの八ツ橋も、フニャッと柔らかい八ツ橋も、米粉、砂糖、にっきが主原料です。しかし、材料の配合を変えて製造されているため、中身がまったく同じとは言えません。
生でも焼いても美味しいお菓子って他にもあるかな?と考えてみましたが、水あめとべっこうあめの関係に近いですかね?(ちょっと違う?)
香ばしい歯ごたえのある八ツ橋か、柔らかくて上品なお味の生八ツ橋か、いろんな種類の味の合わせ技を楽しむあん入り生八ツ橋か、どれも美味しいので気分で選んでみて!
こたべの種類
こたべは季節ごとに5種類ほど販売されています。
定番のニッキ、抹茶、チョコ系(ショコラ)と、季節限定の味から選べます。
ニッキ
定番のニッキ味。やっぱりこれがいちばん人気でしょう。
ニッキのボックスは、春は蝶々、夏は青もみじ、秋は紅葉、冬は雪持ち笹と、季節によって柄が変わります。ぜんぶ集めたくなっちゃうかも~
抹茶
ニッキが苦手だったり、そもそも抹茶が大好き!という方に選ばれるのが、もう定番と言ってもよい抹茶味ですね。
こちらのボックスも、春はわらび、夏はあさがお、秋は萩、冬は梅と、季節ごとのデザインが楽しめます。
桜餅(春)
春限定の味といえば、桜もち!
もち米が入り、ほんのりと桜葉の香りを堪能することのできる、春ならではのこたべです。
パッケージも春らしくてカワイイ♪
桜柄は外国の方へのお土産にもいいかも~。
桜こしあん(春)
白あんの桜餅に対し、桜こしあんは赤生あん。白あんより普通のあんこ派のわたしは、やっぱりこちらの方が好みでした。
ほんのり桜色の見た目もキュート!
ボックスは夜桜。粋で大人な雰囲気です。
ショコラ
初めて食べたショコラ味。
単なるチョコレート味じゃなく、生チョコ風でまろやかでかなり美味しい!
八ツ橋はニッキがいちばん!と長年思ってきたのですが、自分の中の1位が入れ替わるほどの衝撃でしたね。
冬~春限定の味なので、機会があればぜひご賞味あれ!
わらびこしあん(夏)
夏限定のわらび餅仕立てのこたべ。
米粉が使われていないので、八ツ橋と言っていいものかどうかは疑問ですが、美味しいのでヨシ!(笑)
わらび餅のとろける感じがちゃんと再現されていて、あっという間に食べきってしまいました。もう一箱ほしい!と思わせるほど。
カロリーが普通の八ツ橋より少なめとはいえ、食べ過ぎ注意です。
抹茶わらびこしあん(夏)
こちらも夏場限定のわらび餅仕立てのこたべです。抹茶が入ってる分、ちょっとわらび餅感は少なくなったかな、という印象。
普通の抹茶より、わらび餅仕立ての方が軽やかで好きですね~。抹茶好きなら、ぜひぜひ両方の抹茶味を比べてみてください!
チョコ
10月上旬までの限定発売となるチョコ味のおたべ。
ニッキも抹茶も苦手なら、これ一択!
春先に出てた生チョコっぽいショコラ味が大好きなので、シンプルなチョコあんじゃ物足りませんでした。が、いつもと違う味を、ということならたまにはアリですね~。
カロリーはやっぱりちょっとお高めになっちゃいます。。。
こたべの値段
どのお味のこたべも、1箱5個入りで378円(税込)です。
定番の大きさの生八ツ橋は、5個入りで250円のところが多いです。それと比べると、若干お高めですね。
しかし、それはパッケージの違いもあるから。
250円のあん入り生八ツ橋は、どこもビニール包装が標準です。
こたべは四季折々でデザインが変わる、可愛くて京都っぽい紙のケースに入っています。
箱のサイズは、実寸で約10.5×8.8×2.5センチほど。けっこうしっかりした作りで再利用しやすいところも、お土産としても自分用としてもウケている要因のひとつでしょう。
こたべの賞味期限
公式のショッピングサイトには、出荷日からの賞味期限が記載されています。が、店頭で実際に購入したときの日持ちは、次のようにどのこたべも1日短い状態でした。
そのため、賞味期限は7~11日だと思っておけばいいでしょう。
サイトの記載 | 実際の日持ち | |
---|---|---|
ニッキ | 出荷日を含む11日間 | 購入日から10日間 |
抹茶 | 出荷日を含む11日間 | 購入日から10日間 |
わらびこしあん | 出荷日を含む9日間 | 購入日から8日間 |
抹茶わらびこしあん | 出荷日を含む9日間 | 購入日から8日間 |
チョコ | 出荷日を含む11日間 | 購入日から10日間 |
もしかしたら本社工場に隣接の店舗では記載どおりの賞味期限かもしれませんし、購入するお店によって、多少は前後してしまうものでしょう。箱にしっかり記載されていますので、購入前にチェックしてくださいね。
わたしは賞味期限ギリギリよりも、早めのほうがより美味しい気がしています。味によって2日ほど違いがありますので、もしお土産にするならそのあたりも考慮した方がいいかも。
また、賞味期限は未開封の場合の日付です。開封してしばらく置きっぱなしにすると、どんどん固くなってしまうので、その日のうちに食べきってしまいましょう。
ちなみに、八ツ橋は常温保存のお菓子です。夏の冷やして食べるシリーズのこたべも、要冷蔵ではありません。普通に持ち運びできますし、食べる前に冷蔵庫で冷やせばOK!
こたべの販売店
おたべショップが京都市内にたくさんあります。観光の際に近くに店舗がないかどうか、地図で確認してみてくださいね。
ただし、店舗によって取扱商品が異なりますので、わざわざ出向くときはフリーダイヤルでお目当ての店舗に「こたべが置いてあるかどうか」を問い合わせるのが確実です。
京都駅のおたべショップ
- 京都駅八条口 みやこみち(9:00~20:00)
- 京都駅ビル ザ・キューブ(8:30~20:00)
- 京都駅 ポルタ(10:00~20:00)
- 京都タワーサンド(9:00~21:00)
上記の直営店だけでなく、京都駅八条口のギフトキヨスクなど、大きなお土産物屋さんにも置いてあります。ちゃんと小分けの袋なども用意されていましたので、ご安心くださいね。
まとめ
京都土産に欠かせない「こたべ」と「八ツ橋」の勘違いポイント、こたべの種類、値段、賞味期限、販売店情報などについてまとめました。
こたべを製造しているのは、八ツ橋メーカーとしては後発組の美十さん。
既成概念にとらわれることがないためか、洋菓子も積極的に展開しており、「京ばあむ」も人気のお土産としてヒットしていますね。
生八ツ橋フォンデュやチョコ八ツ橋など、イマ風のラインナップが多いのも特徴です。
春夏秋冬でパッケージや味が変わる、女子のくすぐりポイントをちゃんと分かっているこたべは、京都に住んでいても毎シーズン気になる存在なのです(*^^*)