京都の大原にある三千院は、早くから紅葉を楽しみたい方にはもってこいの場所です。
観光客が集中する京都の街中からはずれているため、混雑具合も幾分マシなのも嬉しいところ。(その分、往復時間はかかりますが・・・)
そんな三千院の紅葉シーズンやピークはいつ頃になるのか、現在の紅葉の色づき具合の状況確認方法や夜のライトアップの有無についてまとめました。
ぜひぜひ三千院から始まる大原エリアの紅葉を堪能してきてくださいね!
三千院の紅葉シーズンっていつ?
京都大原の三千院は、市街地からバスで1時間ほど北の山間部、比叡山麓にあるため、紅葉が始まるのは中心にある寺社などより少し早めになります。
三千院の紅葉シーズンは、もみじ祭が行われる10月28日から11月28日といったところで、11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
三千院の紅葉の現在の状況はツイッターが早い!
京都府内の最新の紅葉の色づき具合を確認するなら、京都のオフィシャルサイトが便利に使えます。
ですが、リアルタイムというわけではありませんので、場合によっては数日遅れとなることも。
まさに現在の状況が知りたい!というなら、実際にいま三千院へ行っている方が現地でツイッターなどのSNSにアップした写真をチェックしたほうが早いです。
三千院の紅葉??
綺麗やった pic.twitter.com/aPYou6mFpy— YOSHI君 (@Yoshi19681228) 2018年11月11日
ただし、「見頃でした」と言う人もいれば、「まだちょっと早かったです」と言う人もいるなど、その感覚は人によって多少異なります。
たくさんの写真を見て判断するのが良さそうですね。その際、日付を確認することをお忘れなく!
三千院の紅葉って夜のライトアップはある?
三千院は、夜間ライトアップを行っていません。
大原で紅葉ライトアップを楽しみたいなら、三千院から徒歩3分程度で行ける宝泉院へ行ってみましょう。
三千院の見どころ
京都の三千院は天台宗の寺院で、多くの文化財が安置されています。春は桜、夏はアジサイ、秋は紅葉、冬は雪景色が見られるとあって、大原の散策にははずせないスポットです。
見どころを事前にチェックしておきましょう。
往生極楽院
重要文化財の往生極楽院阿弥陀堂には、高さ2.3メートルの国宝でもある阿弥陀三尊坐像が安置されていますので拝観しましょう。
また、両脇侍である観世音菩薩と勢至菩薩は、大和坐りという正座姿と、こちらも珍しいものですので、しっかり見ておきたいところです。
さらに、極楽浄土が描かれた天井は、像の丈に合わせて作られた舟形天井になっています。
聚碧園と有清園
紅葉スポットとしても名高いのが江戸時代初期の作庭とされている2つの庭園、聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)です。
聚碧園は、江戸時代の茶人・金森宗和が修築した池泉庭園です。サツキの刈り込みに紅いもみじがとても映える美しい調和が見られます。
池泉回遊式庭園の有清園では、一面の苔と杉の木立と紅葉のコントラストが堪能できます。作家の井上靖が「東洋の宝石箱」と表現したことでも知られています。
わらべ地蔵
「わらべ地蔵さま」と呼ばれる6体のお地蔵様と、有清園で出合えます。苔に埋もれているもの、寝そべっているものなど各々の愛らしい形を見つけてみてください。
三千院の基本情報
延暦年間(782~806年)、比叡山東塔に最澄が建てた草庵が前身とされており、平安末期には門跡寺院だったことから、独特な美しい庭園が拝観できる三千院。
大治五年(1130年)以降に、梶井門跡として妙法院・青蓮院とともに天台宗三門跡の一つとなっています。
三千院へのアクセスはJR京都駅から京都バスに約1時間乗り大原で下車、そこから徒歩約10分ですが、途中の渋滞で紅葉の時期はもっと時間がかかってしまうかもしれません。
少しでも時間を短縮したいのであれば、地下鉄烏丸線で国際会館まで行き(約20分ほど)、ここからバスに約25分乗れば、大原バス停に着きます。
住所 | 京都市左京区大原来迎院町540 |
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電話番号 | 075-744-2531 |
アクセス | 京都バス 大原下車より徒歩約10分 |
拝観時間 | 3月1日~12月7日 8:30~17:00(閉門17:30) 12月8日~2月末日 9:00~16:30(閉門17:00) |
拝観料金 | 700円 |
所要時間の目安 | 40~60分 |
公式サイト | http://www.sanzenin.or.jp/ |
まとめ
京都の三千院の紅葉シーズンはいつ頃なのか、現在の状況確認先や夜のライトアップの有無、見どころなどについてまとめました。
三千院のある大原は、京都市内在住者からしても、ちょっとした小旅行気分が味わえる特別な場所でもあります。
石垣や茶店の風景を見ながらカエデに囲まれた参道を散策し、境内の青い苔庭、赤や黄色の紅葉で心身を癒されに行きましょう。