【10秒でわかる】六波羅蜜寺の見どころと歴史についての簡単まとめ

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六波羅蜜寺の見どころと歴史

空也上人が建てた六波羅蜜寺は清水寺や仁和寺の近くにあり、観光ルートに組みやすいお寺さんです。また、弁財天が祀られていることでも有名でしょう。

六波羅蜜寺の見どころや歴史、開運推命おみくじについても簡単にまとめていますので、京都を訪れる際の参考にしてみてくださいね。

目次

【10秒でわかる】六波羅蜜寺の見どころと歴史

六波羅蜜寺とは

六波羅蜜寺の見どころ

  • 都七福神めぐりの弁財天を祀る
  • 銭洗い弁財天がある
  • 当たると噂の開運推命おみくじ
  • 空也上人立像がインパクト大!

六波羅蜜寺の歴史

  • 開創:天暦5年(951年)鳥辺野の近くに西光寺を創建
  • 創建:応和3年(963年)大萬灯会による落慶供養
  • 作った人:醍醐天皇の第二皇子 空也上人(くうやしょうにん)
マッチャ
もう少し詳しく知りたいなら次へ進んでね

六波羅蜜寺の見どころ

源平両氏ゆかりの史跡である六波羅蜜寺は、小さいながらも見どころが盛りだくさんです。

弁財天堂の福寿弁財天

京都七福神めぐり 六波羅蜜寺

お正月の三が日は参拝者がいっぱい!

六波羅蜜寺の見どころは、なんといっても七福神の弁財天を安置している弁天社があるところです。

弁財天とは、七福神のなかでも唯一の女神芸術・学問・繁栄・豊穣・勝負ごとにご利益のある神様です。

京都の七カ所に祀られている七福神をお参りする、都七福神めぐりの一つに入っていることから、多くの参拝者が訪れます。

特に、六波羅蜜寺では、正月の三が日に、ご利益のある弁財天吉祥稲穂が先着順にもらえるため、稲穂を求めて参拝する人が絶えません。

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また、都七福神めぐりの7社寺では、七福神めぐり用の御朱印色紙を購入することができます。もちろん、六波羅蜜寺でも買い求めることができるので、京都の観光経路としておすすめです。

銭洗い弁財天

六波羅蜜寺の銭洗い弁財天

六波羅蜜寺は、弁財天がいることから金運アップできる場所としても有名です。銭洗い弁財天が安置されているので、持ってきたお金をぜひ清めましょう。

ザルの中にお金を入れて水で洗ったら、そのお金は使わずに家においておきます。自宅に保管しているお金や通帳等とともに置いておくと、ご利益があるといわれていますよ。

開運推命おみくじ

六波羅蜜寺の当たると噂の開運推命おみくじ

六波羅蜜寺には、他の寺社とは違ってちょっと変わった「開運推命おみくじ」があります。

通常のおみくじもありますが、四柱推命をもとにして性別や生年月日から占ってもらえるということで特別感があり、こちらの方が当たるんじゃないかという期待が持てますよね。

本堂に上がると開運推命おみくじのための生年月日の対応表があり、そこで求めた番号を申込用紙に記入しておみくじと引き換えます。ちなみに、料金は400円です。

おみくじの用紙は、よくあるペラペラのものではなく、コピー用紙よりも厚めで和紙っぽくてしっかりしています。記念に持ち帰ってみてくださいね。

  • 13才未満、88才以上の方は未対象
  • 効力は、2月4日~翌2月3日まで

開運推命おみくじは通販可能!

当たるという口コミも多い六波羅蜜寺の開運推命おみくじ、なんと通販もしていただけます。郵便のみの申し込みとなりますが、興味がある方は手にしてみてはいかがでしょう?

「開運推命おみくじ」郵送での申込み方法

宝物館の重要文化財

宝物館には、平安・鎌倉時代の仏像・肖像彫刻が多数あります。空也上人による国宝の十一面観音像、仏師運慶の四男である康勝(こうしょう)による空也上人立像は必見!

特に、念仏を唱える口から六体の阿弥陀仏が現れたという伝承を表した空也上人立像のインパクトは、一度見たら忘れられないことでしょう。

重要文化財も多く、薬師如来坐像、平清盛坐像、地蔵菩薩立像(かつら掛け地蔵)、地蔵菩薩坐像(夢見地蔵)、運慶・湛慶の父子像など、優れた木造彫刻が安置されています。

マッチャ
六波羅蜜寺の弁財天は、福徳自在・金運成就・技芸円満の神としてのご利益が尊ばれているんだよ。
わ!銭洗い弁財天とかあるから、金運アップのパワースポットだと思ってた!

六波羅蜜寺の歴史について簡単に説明

京都七福神めぐり 六波羅蜜寺

平安時代の951年、六波羅蜜寺は空也上人によって創立されました。空也上人立像の写真を見たことがある人も多いことでしょう。

皇服茶のはじまり

平安時代に疫病・天災・飢饉が蔓延。空也上人は自らが彫った十一面観音像を車に乗せ、京の市中を引き回ります。

さらに茶を点てて、小梅と結び昆布を入れたものを病人に与えました。念仏を唱え続けてついに病魔を鎮めた空也上人。

このときのお茶は、皇服茶(おうぷくちゃ)と呼ばれ、いまでもお正月の三が日に参拝者に振る舞われています。

西光寺から六波羅蜜寺に

創立初めから六波羅蜜寺と呼ばれていたわけではなく、当時は西光寺と呼ばれていました。

しかし貞元2年(977年)、空也上人亡きあとは、高弟の中信上人(ちゅうしんしょうにん)が入寺して、西光寺がある地域と仏教用語を組み合わせて、六波羅蜜寺と称することになります。

歴史が感じられる寺院

平安時代後期、六波羅蜜寺の建てられている土地は、平忠盛・平清盛・平重盛など、平家の本拠地であったため、六波羅蜜寺には平清盛の像も建てられています。

平家滅亡後、鎌倉時代の六波羅蜜寺は、源頼朝によっておかれた六波羅探題の拠点となっていました。

その後、室町時代に起こった応仁の乱で、京都の多くの寺院が焼けてしまう中、六波羅蜜寺の本堂は焼けずに残りました。

補修などはあったものの、六波羅蜜寺は平安時代から今日まで焼けずに残った貴重なお寺なのです。

マッチャ
空也上人立像の口から出てるのは6体の阿弥陀如来で「南無阿弥陀仏」の6字を象徴しているんだよ。
え!小鳥かと思ったw

六波羅蜜寺の基本情報

六波羅蜜寺の十一面観音

六波羅蜜寺は真言宗智山派。
東山区の中央部の現世と冥界の境界といわれる六道の辻周辺に建っています。

醍醐天皇第二皇子である空也上人によって開創された寺院で、西国三十三所観音霊場の第17番札所、洛陽三十三所観音巡礼 第15番札所(十一面観音菩薩)でもあります。

住所 京都市東山区五条通大和大路上ル東
電話番号 075-561-6980
アクセス 市バス 清水道または五条坂より徒歩約7分
京阪 清水五条より徒歩約7分
阪急 河原町より徒歩約15分
拝観時間 8:00~17:00
宝物館 8:30~17:00(受付終了 16:30)
拝観料金 無料
宝物館:600円
所要時間の目安 約20~30分
公式サイト http://rokuhara.or.jp/

まとめ

六波羅蜜寺の見どころと歴史について、分かりやすく簡単にまとめました。メジャーな観光名所も良いですが、六波羅蜜寺も京都の歴史を感じられる場所といえます。

また、8月8~10日の萬燈会(まんとうえ)や、12月13~31日に行われる重要無形民俗文化財の空也踊躍念仏(くうやゆやくねんぶつ)、別名「かくれ念仏」も、よく知られている祭事です。この時期に訪れるなら、チェック!

金運を上げたい方、学問や芸術を極めたい方は、一度弁財天のいる六波羅蜜寺を参拝してみてくださいね。

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