京都の嵐山で、おばんざいをバイキング形式で食べ放題できるお店として人気の高いぎゃあてい。お店の前を通ると、いつも行列ができています。
嵐山へ行ったついでにぎゃあていへ行こうと思うと、すんなり入れません。そのため、今回はぎゃあていへ行くために嵐山へ行きました。
どんなおばんざいメニューが楽しめたのか、また、行列ができているほど混雑していても、実はそこまで待ち時間はかからないと気づいたことなどをレポします。
嵐山のぎゃあていへ行く際の参考にしてくださいね。
京都のおばんざいバイキング ぎゃあていに行ってきた!

母が京都へ遊びに来たため、年寄りにも優しい京都っぽいランチを食べようと嵐山のぎゃあていへ行くことに。
バイキングで食べ放題ではありますが、母娘ともども、そんなに量を食べるわけではありません。好きなものを好きなだけ、というところがいいんですよね。
ちなみに、2階がおばんざいバイキング、地下はおばんさいが使われた定食屋さんとなっています。バイキングじゃない方がいいというなら、地下へ行きましょう。
ぎゃあていバイキングのシステム
まず1階で先にお会計を済ませ、番号が書かれた伝票を受取ります。
その後、「お二階へどうぞ」と促されますので、階段で上にいき、決められた席に着席します。(階段しかないので、車椅子やベビーカーは上がれません)
初めての方には、店員さんが仕組みを説明してくださいます。説明が終わった時間が伝票に記入され、そこから1時間以内の食べ放題スタートです。
トレイやお皿はお料理の横に設置されていますので、それらを自分で取ってお好きなおばんざいを載せていきましょう。
お茶、お箸、おしぼりなど、すべてセルフサービスです。
ぎゃあていの値段は?
バイキングのお値段設定、けっこう細かく決められています。
- 大人 2,150円
- 中学生 1,850円
- 小学生 1,450円
- 3~6歳 950円
たとえば、修学旅行で来た中学生が、ランチでこの値段を払えるかというと・・・けっこう厳しいかもしれませんね。かなりの贅沢ランチという感じになるかと思います。
大人の2,150円は、種類の豊富さとお味からして、適正価格というか、お値打ちだと感じました。
京都人は「おばんざいに2千円もかけるなんてアホらしい」などとおっしゃいますが、各人の好みはあるにしろ、スーパーのお惣菜とはまるで味が違いますから~。
ぎゃあていは、嵐山辨慶(あらしやまべんけい)という料理旅館が手がけているレストランだけあって、どれもしっかり美味しかった!
錦市場や伊勢丹・タカシマヤのデパ地下でおばんざいを買うと、お味はいいのですが一品で500円とか800円とかしますよ?
それが何十種類も食べ放題で2千円ちょいなんてオトクすぎるー(≧∇≦)
(あくまでも、料理が苦手な私の感想です)
ぎゃあていのクーポン
ぎゃあていのホームページには、クーポンが置かれています。
「あら!少しお安く食べられるのかしら?」
私も真っ先にそう思いましたが・・・残念っ!
ぎゃあていのお得クーポンは、お食事代の割引とかドリンク無料とか、そういった類のものではなく、なにかしらのグッズがもらえるというものです。
昔はクーポン提示で「あぶらとり紙」のプレゼントだったので、使わないし・・・とスルーしていたら、内容が変わっていました。
クーポンのあるホームページをお店で提示すると、買えば1枚300円する「開運ステッカー」がもらえます。(野宮神社で祈祷されたステッカーだそうです。)
開運グッズなら欲しいよ!という方は↓コチラ。
内容が変更になる場合もありますので、公式サイトで確認してくださいね。
嵐山ぎゃあていのメニューは?

旬の野菜を中心としたおばんざいが、常時30品以上ズラッと並びます。今回お邪魔したのは4月。タケノコの和え物やちらし寿司など春のメニューもありました。
メニューは日替わりだったり、また季節によって使われる素材が違うため、「前回食べたアレをもう一度!」というのは叶わないかもしれません。
その日あるものを、しっかり食べつくしましょう!
おばんざい

9つに分かれたトレーに載せていきます。私たちはお上品に少しずつ盛り付けましたが、お隣の男性はまるで1枚のお皿のように、てんこ盛りにしてらっしゃいましたよ。
食べ終わったお皿は下げて、新しいお皿を使えばOK!何度も取りに行くのが面倒でなければ、ちょい盛りで雰囲気も楽しみたいところですね。
店内は満席だったため、写真を撮ったり全部のメニューをチェックしたりすることはできませんでした。なので、覚えている範囲のおばんざいを挙げてみます。
- 鯖の焼き物(さばのやいたん)
- かぼちゃの煮物(かぼちゃのたいたん)
- 出汁巻
- 野菜の天麩羅
- 湯豆腐
- 鶏の唐揚げ
- 筍の土佐煮
- ひじきの煮物
- 茎わかめの酢の物
- スパゲティサラダ
- 鶏つくね団子
- 九条ネギのぬた和え
- 揚げ生麩あんかけ
- ししゃものしそ揚げ
- 切り干し大根の煮物
- 温泉たまご
- 湯葉
- 丸ごとじゃがいも揚げ
- 桜豆腐
- 茶碗蒸し
- とんかつ
- 漬物5種
「さばのやいたん」とかメニューに書かれているのが京都っぽい!
嵐山の地ビールもあり(別料金)、ビールとおばんざいなんて最高の組み合わせ!と思いますが、さすがにこれから嵐山を散策しようというのに飲んでいられず断念しました。
美味しすぎてお持ち帰り!
「椎茸の柚子味噌和え」的な自家製のお漬物がとっても美味しくて、思わず店員さんに「これは販売されていないんですか?」と聞いてみました。
すると、小分けのパックに入れて400円でわけてくださるとのこと。

バケツ一杯くらい欲しい!と思いましたが、手作りのため防腐剤などは一切入っておらず、それほど日持ちはしないと言われてあきらめました。。。
ご飯のおともにもいいですけど、お酒のアテにしたかったんですよね!
コレを買いに、ぎゃあていに通いたいくらいです~(≧∇≦)
主食類
ちらし寿司しか食べなかったので、他のメインどころのメニューがあやふやです。確かこんなんあったなぁ、という記憶しかありません。(スミマセン)
- 海鮮ちらし寿司
- 白ごはん
- だし茶漬け
- うどん
- カレー
- 汁物
マグロのちらし寿司、美味でした♪
デザート

見落としてなければ・・・ですが、デザートは全部チェック!
- 大皿プリン 生クリーム添え
- 白玉きなこ
- わらび餅
- 桜餅
- ゼリー
- 抹茶プリン
ぜんぶ二巡したかったけど、別のスイーツ屋さんへ行く予定があったため、一巡でグッとガマンしました(笑)
こんなおばんざいがパパっと作れるようになりたいな~
ぎゃあていの混雑は回避できる?

2時間並んで宇治抹茶ティラミスを食べた私ですが、さすがにランチで何時間も並びたくありません。(お昼ゴハンじゃなくなっちゃう~~~)
口コミを見ていると、開店と同時がいちばん並ばないとの声があったため、ブランチ気分でオープンの11時に合わせて行き、最初の組に入るれるようにでかけました。
桜見物でごった返す4月上旬の平日、お店に到着したのは10時50分。開店10分前で、並んでいた方は10人弱といったところ。
11時になると順番に通されていき、私たちが席について伝票に書き込まれた時間は11時5分。わずか5分で席まで通してもらえたということですね。
店内は36席あります。一人で来ている方も数名いらっしゃいましたが、相席はしておらず、二人テーブルを一人で使う形でした。
二人客の18組(36人)と、一人客の18人だと、同じように満席になるという計算です。
なるべく最初の組に入れるよう、開店前から並んでおくと安心かもしれませんが、土日祭日や思いがけない団体客などが訪れる場合もありますので、確実に、というのは難しいかも。
ただ、待ち時間なく入れた、という声もいくつかありますし、今回わたしたちがお店を出たときも行列というほどの並びではなかったので、昔ほど混雑してないのかもしれません。
待ち時間はどのくらい?
ぎゃあていは、11時オープンで最終入店が14時半と、わずか3時間半しかありません。どんなに並んでいても、3時間半以上の待ち時間は発生しないということですね(笑)
店内は完全禁煙でテーブル席のみ。さらに制限時間があるため、回転は割と早いかなという印象です。
制限時間が1時間と聞くと、ランチタイムとしては足りないんじゃないかと思うかもしれません。しかし、すでにできあがっているお料理をよそうだけなのでスグ食べられます。
私たちはゆっくりしていた方だと思いますが、それでも50分ほどでお店を出ました。後からきたお隣の年配ご夫婦は、30分ほどで退店されていましたよ。
フードファイターさんでもない限り、制限時間いっぱいまで食べ尽くす!って方は、そうそういないでしょう。
せいぜい待って1時間ほどかな、と感じましたが、お店の方が経験である程度の把握ができてると思いますので、並ぶ前に待ち時間を聞いてみてください。
ぎゃあていは予約できる?
海外を含む遠方から訪れるとか、お客様に来ていただくなんて場合、できれば予約しておきたいですよね。
しかし、ぎゃあていは予約できません。
京都には行列のできるお店がたくさんありますが、予約を受け付けないから行列になっちゃうんでしょうね。
ですが、小さなお店だと予約システムを作る方が煩雑になるでしょうから、そこは仕方のないところ。意を決して並びましょう。

ぎゃあていの基本情報
ぎゃあていの意味は、思いのままお好きな料理を食べて欲しい、ということ。般若心経の中にある「行け行け(思うがままに行きなさい)」という言葉を引用したんだとか。(天龍寺の和尚様による命名)
漢字で書くと「羯諦」で、これが落款(朱色の印)として使われており、ステッカーにもなっています。

住所 | 京都市右京区嵯峨天竜寺造路町19-8 |
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電話番号 | 075-862-2411 |
アクセス | 嵐電 嵐山駅より徒歩約1分 JR嵯峨嵐山駅より徒歩約12分 阪急嵐山駅より徒歩約15分 |
営業時間 | 11:00~15:30(最終入店 14:30) ※季節やイベント時に変動あり 詳しくは公式サイトか公式 Facebookページへ |
定休日 | 水曜日 ※季節やイベント時に変動あり |
バイキング制限時間 | 1時間 |
バイキング料金 | 大人 2,150円 中学生 1,850円 小学生 1,450円 3歳以上 950円 |
予約 | 不可 |
公式サイト | http://arashiyama-gyatei.com/ |
まとめ
京都の嵐山にある有名なおばんざいバイキング ぎゃあていについてまとめました。どんなメニューが食べられるのか、お値段やクーポン情報などを事前に知っておきましょう。
また、混雑を回避するのにいちばんよい時間帯、待ち時間や予約の有無などについても触れています。
待ち時間が発生するのはイヤだけど、何度も行きたいお店です。美味しいおばんざいを堪能できて、わたしたちは大満足なのでした~(*^^*)