青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)は、相阿弥(そうあみ)作の池泉回遊式庭園が静かで美しく有名ですが、紅葉シーズンは庭園がみごとな色に染まり、見ごたえ満点です。
秋の夜間特別拝観では、この庭の紅葉と緑の木々が池に映る様子がフワッと照らされるのも美しいのですが、さらに宸殿前の青い光によるライトアップが絶景!
そんな青蓮院門跡の紅葉の見頃や、秋の夜間ライトアップの詳細情報などについて解説しますので、秋に訪問するなら参考にしてみてくださいね。
青蓮院門跡の紅葉の見頃はいつ?
約100本の紅葉が楽しめる青蓮院門跡の見頃は、11月下旬から12月上旬頃です。2017年は11月20日前後がいちばんの見頃でした。
2018年は11月に入っても暑い日があったりしているので、いつもとは少し日がズレるかもしれませんね。
最新の紅葉の色づき具合を確認するには、京都のオフィシャルサイト京都観光Navi 紅葉だよりをチェックしてみてくださいね。
青蓮院門跡の秋のライトアップ(特別拝観)について
青蓮院門跡では、春と秋に夜間特別拝観としてライトアップを行っています。
入れ替え制ですので、昼(500円)と夜(800円)の風景を両方楽しもうと思うと、合わせて1,300円の拝観料が必要となります。何度も行ける場所じゃないなら、せっかくの機会なので奮発するのもアリですね。
ただし、休日はとても混むので、昼夜の拝観はそれなりの時間がかかります。平日に行けるなら、昼夜の拝観はけっこうオススメですよ。
開催期間 | 2018年10月26日(金)~12月2日(日) |
---|---|
拝観時間 | 18:00~22:00(21:30受付終了) |
拝観料金 | 800円 |
青蓮院門跡は夜の紅葉が神秘的!
ご本尊の熾盛光如来そのものの光を表しているという青いイルミネーションが圧巻です。
熾盛光如来は光の化身とも言われているため、光の美しさ、荘厳さを独自の観点で見せてくれるライトアップは、とても幻想的で見るものを魅了します。
お昼間の色彩豊かな風景もとてもステキですが、特別公開時にしか見られない幻想的でロマンチックな青いイルミネーションは、ぜひ生で見ておきたいものです。
青蓮院門跡の見どころ
殿舎内を順路に従って歩くと、書院である「華頂殿」に着きます。ここは60面のハスの襖絵と三十六歌仙の額絵が有名ですが、ここから見る相阿弥の庭園も圧巻です。
お抹茶がいただけますので、ゆっくりと時間をかけて紅葉を鑑賞することができるスポットでもあります。
庭園は池泉回遊式庭園で、小堀遠州作の「霧島の庭」、「大森有斐の庭」「相阿弥の庭」と巡っていきましょう。
同じ場所から見るだけでなく、ゆっくりとさまざまな場所や角度から、風雅な建物と紅葉の美しさなどを楽しむことができるのが嬉しいところです。
青蓮院門跡の基本情報
青蓮院門跡は天台宗の寺院で、古くから比叡山延暦寺と関わりの深いお寺です。ちなみに、門跡という名称は、皇族や貴族が僧となり居住した特別な寺院につけられるものです。
一時は仮御所になったこともあるため、粟田御所と呼ばれることも。
青蓮院門跡で最も有名なのが、通常非公開の国宝「青不動尊」仏画です。不動明王の色は五色(青・黄・赤・白・黒)と決まっていますが、青はその最上位に位置する色です。
住所 | 京都市東山区粟田口三条坊町69-1 |
---|---|
電話番号 | 075-561-2345 |
アクセス | 市バス 神宮道下車より徒歩約3分 地下鉄東西線 東山駅下車より徒歩約5分 |
拝観時間 | 9:00~17:00(16:30受付終了) |
拝観料金 | 500円 |
所要時間の目安 | 30~50分 |
公式サイト | http://www.shorenin.com/ |
まとめ
青蓮院門跡の紅葉の見頃時期、2018年秋の夜間ライトアップ情報、見どころなどについてカンタンにまとめました。
宸殿前に広がるブルーのイルミネーションは、かなり神秘的で必見です。春ももちろんステキですが、個人的には紅葉の赤とのコントラストが印象的でした。
また、高台から境内を見下ろすと、これまた幻想的な空間を楽しむことができますので、ゆっくりと時間をとって訪れてみてくださいね。