京都の初詣といえば、伏見稲荷、平安神宮、八坂神社などへの参拝が有名で、三が日は身動きがとれないこともあるほどの人出となります。
我が家も毎年、八坂神社へお参りしていましたが、今年はもうひとつの京都名物でもあり、ずっと気になっていた「都七福神めぐり(七福神まいり)」の初詣をしてきました。
自力で電車やバスを乗り継いでいくか、バスツアーを利用するか、やや迷いつつも定期観光バスの巡拝ツアーを利用することに。
実際に参加してみてわかったバスツアーのメリットやデメリットとともに、気がついたことをピックアップしていきます。
初めてバスツアーで都七福神めぐりをされるなら、ぜひ参考にしてくださいね。
京都七福神めぐりバスツアーで初詣に行ってきた!
「七難即滅、七福即生」といって、参拝すると、7つの災難が除かれ、7つの幸福が授かるといわれる七福神めぐり。全国にありますが、日本最古といわれるのが京都の都七福神めぐりです。
京阪バスが主催する京都定期観光バスツアーの中に、「都七福神めぐり」というコースがあります。今回はこちらを利用しました。
期間 | 1月1日~31日の毎日運行 |
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発車時刻 | 9:40 |
所要時間 | 約7時間半~8時間 |
出発地 | JR京都駅烏丸口 |
昼食 | 七福神弁当つき |
特典 | ・七種七色御守護を授与 ・都七福神集印済み色紙の斡旋 |
パンフレットには9時40分発のみの記載でしたが、現地へ行ってみると9時30分発のツアーもあったようです。(そちらは満員でした)
実際に回ってみると、他府県からのバスツアーとも何台か出くわしました。みんなが一箇所に集中してしまわないように、どの順番で回るかはそのときによって異なるんだそうです。
ですので、私の今回のルートと同じかもしれないし違うかもしれません。参考程度にしておいてくださいね。
ちなみに、七福神をめぐる順番には特に決まりがないそうですので、自分が回りやすいように行けば大丈夫です。
それでは、私が巡ったコース順にご紹介します。
弁財天の六波羅蜜寺
9時55分頃到着~10時20分集合・・・参拝時間は約20分
JR京都駅の烏丸口を出発し、烏丸通から五条通を清水寺の案内看板が見えたあたりの大通りでバスは停車。ここからは徒歩で5分ほどの六波羅蜜寺へ向かいます。
ひとかたまりでお寺に着いたら、居合わせた参拝客の方々と一緒に開運厄除祈願をしていただけました。
終了後は一家族に一本ずつ、弁財天吉祥稲穂(福徳自在初稲穂)が授与されました。こちらは、1月1日~3日のお正月三が日だけ、各日先着2,000名にいただけるものです。
希望者のみ、特設テントで1個500円から販売されているさまざまなご利益の飾りを、この稲穂に好きなように組み合わせてつけてもらいます。
どのくらいの飾りをつけたらいいのか、あれもこれもつけたら欲張りすぎるよね、ということで、我が家は金運と招福を願ってこちらの2つの飾りを選びました。
周りを見てみると、何もつけていない人から全部つけた!?というほどてんこ盛りの人、ビックリするほど大きな宝船をぶら下げている人などなどさまざまでした。
本能のおもむくままに、周りを気にせず好きなように組み合わせればいいのかもしれませんね。
もし1月4日以降にこの弁財天初稲穂を求めたいのなら、すでに飾りがつけられている稲穂を売店で購入することができます。
本堂前に鎮座するなで牛。「ご自身の痛いところ、辛いところを撫でてください。」と書かれています。
最近、物忘れがひどい私は、頭をなでてきました(^▽^;)
と、ここまでの、祈祷 ⇒ 稲穂の授与 ⇒ 飾りの購入 ⇒ 牛をなでる、でタイムアップ!
金運御守が欲しかったのですが、時間がなくて断念しました。(後日、行き直しました)
銭洗弁財天で洗ったお金を金運御守の中に入れるのがベストなんだそうですが、残念ながら長蛇の列となっていたんですよね。
皇服茶もいただけず、本堂へお参りすることもできず、よく当たると評判の開運推命おみくじもひけずじまい。口から6体の阿弥陀様が出ているという空也上人像が拝観できる宝物館へ行く時間なんて皆無でした。
ただし、私が参加したのは1月3日なので、やや混雑していたのかも。1月4日以降なら稲穂の授与や飾り購入の時間がないので、もっと余裕はあると思います。
京都在住の私は、日を改めて六波羅蜜寺でやりたかったことリベンジができますが、遠方から来られた日帰りの方は、ツアーの時間だけだとかなりテキパキ動かないといけませんね。
事前に「やりたいことリスト」をしっかり作って行きましょう!
住所 | 京都市東山区松原通大和大路東入ル二丁目 |
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電話番号 | 075-561-6980 |
アクセス | 京都市バス 清水道下車より徒歩約7分 京阪本線 清水五条駅下車より徒歩約7分 阪急京都線 河原町駅下車より徒歩約15分 |
拝観時間 | 8:00~17:00 宝物館:8:30~17:00(16:30受付終了) |
拝観料金 | 無料 宝物館:600円 |
所要時間の目安 | 20~40分 |
公式サイト | http://rokuhara.or.jp/ |
えびす神のえびす神社
六波羅蜜寺から徒歩5分程度のところにあるのが京都ゑびす神社です。
10時25分頃到着~10時50分集合・・・参拝時間は約20分
このえびす神社で活気があるのが、境内の中の鳥居につけられた福箕(ふくみ)か熊手に硬貨を投げ入れること。ここに入れば願い事が叶うと言われています。
老若男女が上をめがけて硬貨を投げますが、入るのはせいぜい2割といったところ? 真下にいると当たって痛い目にあいますのでご注意!
私も何度かチャレンジしたことがありますが、一度も入ったことはありません(笑)
今回は一緒に行ったパートナーが、しっかりと入れていました(さすが元バスケ部)
入らずに落としてしまうと、下は砂利道ですので、どこへいったかわからなくなる人もいて、この入口はワヤワヤしています。
えびす神社はそれほど広くない境内ですので、ぐるっと一周して回っても、それほど時間はかかりません。集合時間前に全員が揃ったので、早めにバスへ戻りました。
住所 | 京都市東山区大和大路通四条下ル小松町125 |
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電話番号 | 075-525-0005 |
アクセス | 京都市バス 四条京阪前下車より徒歩約5分 京阪本線 祇園四条駅下車より徒歩約6分 阪急京都線 河原町駅下車より徒歩約8分 |
拝観時間 | 9:00~17:00 御宝印受付時間 9:00~16:30 |
拝観料金 | 無料 |
所要時間の目安 | 10~20分 |
公式サイト | http://www.kyoto-ebisu.jp/ |
毘沙門天の東寺
11時10分頃到着~12時15分集合・・・ランチ時間が約35分、参拝時間は約20分
東寺に11時10分頃到着し、昼食タイムと案内されました。案外早めのランチでビックリ。
我が家は朝9時にバスの発券を済ませ、近くのカフェでモーニングを食べてしまったので、わずか2時間後の昼食となってしまいました・・・。
昼食タイムもその時々で変わるとは思いますが、乗車前はお茶だけにしておくのが無難かもしれません。
東寺の洛南会館にある食堂で、福の詰まった「七福神弁当」の昼食となります。
風情もなにもない社員食堂のようなスペースですが、すでにテーブルにお弁当が用意されているので、座ると同時にいただきます!となります。
「そんなにお腹空いてないし、食べられるかなぁ」なんて思っていましたが、案外ペロリと食べてしまいました。
おしながき
- ゑびす神 … 鯛 ………… 商売繁盛の神
- 弁財天 …… 花蒲鉾 …… 学問の神
- 寿老神 …… 長老木 …… 長寿の神
- 大黒天 …… 稲穂 ……… 開運招福の神
- 福禄寿神 … 昆布巻 …… 除災の神
- 毘沙門天 … かずのこ … 安産の神
- 布袋尊 …… 利休麸 …… 縁結びの神
昼食後は11時50分集合で、ガイドさんが毘沙門天へ案内してくれますが、場所がわかる人は自由に向かってOKとのこと。
早い人は10分足らずでお弁当を食べて出かけていきましたし、我が家も早々に向かいました。
寄り道しながら毘沙門天へ行くも、大掛かりな工事中というのもあって、よくわからずにグルグルしてしまって、結局11時50分の集合場所へ合流。(それぐらい時間に余裕があるということでもありますね。)
うっかり毘沙門天を通り過ぎていたことがわかり、今度はちゃんとお参りしました。
参拝はすぐに終わるので、お土産物屋さんへ行ってみましたが、海外からの旅行者も多くかなりの混雑っぷりです。
人混みは苦手なので、早々にバスへ戻りました。
有名な五重塔を近くで見るには、別途拝観料が必要となります。マッハでランチを済ませ、毘沙門天をお参りしてから向かうこともできるとは思いますが、急ぎ足になってしまうのは避けられないかも。
住所 | 京都市南区九条町1番地 |
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電話番号 | 075-691-3325 |
アクセス | 京都市バス 東寺東門前、東寺南門前、九条大宮、東寺西門前下車より徒歩約1分 近鉄 近鉄東寺駅下車より徒歩約10分 JR京都駅(八条口)下車より徒歩約15分 |
開門時間 | 5:00~17:00 |
拝観料金 | 毘沙門天:無料 金堂・講堂・五重塔:有料(季節により異なる) |
所要時間の目安 | 10~20分(毘沙門天のみ) |
公式サイト | http://www.toji.or.jp/ |
大黒天の松ヶ崎大黒天(松崎山妙円寺)
12時50分頃到着~13時15分集合・・・参拝時間は約20分
静かな住宅街の中にあるのが松ヶ崎大黒天。観光バスは入っていけないので、通りで降りて5分ほど歩いて向かいます。
けっこう急な階段(のように見える)がありますが、段数はそれほど多くないのでササッと登ります。
こちらも小さなお寺なので、参拝時間は余裕。自分の体の悪いところをなでると良いとされるなで大黒様をスリスリして、奥へ進み参拝します。
すぐ隣に絵馬やお守りが置かれていましたが、御朱印を受け付けている窓口でもあるので、列ができていました。お守りなどは仮設のテントでも求めることができます。
お寺さんとは思えない、なかなかオシャレなTシャツが販売されていましたよ。
早く参拝し終わった人から降ろされた場所へ戻り、観光バスではなくジャンボタクシーに数人ずつ乗り換えて次の場所へ向かいます。
住所 | 京都市左京区松ヶ崎東町31 |
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電話番号 | 075-781-5067 |
アクセス | 京都市バス 松ヶ崎大黒天下車より徒歩約5分 叡山電鉄 修学院駅下車より徒歩約15分 地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車より徒歩約20分 |
拝観時間 | 9:00~17:00 (御朱印は9:00~16:00) |
拝観料金 | 無料 |
所要時間の目安 | 10~20分 |
公式サイト | http://matugasaki-daikokuten.net/ |
福禄寿神の赤山禅院
13時25分頃到着~14時15分集合・・・参拝時間は約20分
赤山禅院も住宅街の中にあり、駐車場への道も狭いことから、ジャンボタクシーは近くにある御旅所で停車しました。帰りもこちらが集合場所となります。
手水舎・納所をスタートして、福禄寿堂までの間に御拝殿や赤山大明神などがありますが、1周ぐるりと廻ると所要時間は約30分とのこと。まったくゆっくりしていられません。
事前に赤山禅院マップが配られますので、福禄寿堂だけ目指すか近道を通るかなど、あらかじめ決めておいたほうが慌てなくてすみます。
都七福神ののぼりと共に、七福神が並んでいます。それぞれの体に小銭を置いていかれる方が何人もいらっしゃいました。風が吹いたら1円玉は飛んでしまいそうですが・・・。
御旅所に着いた人から再度数人ずつジャンボタクシーに乗り、観光バスが待機している銀閣寺の駐車場へ向かいます。
住所 | 京都市左京区修学院開根坊町18 |
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電話番号 | 075-701-5181 |
アクセス | 京都市バス 修学院離宮道、修学院道下車より徒歩約15分 叡山電車 修学院駅下車より徒歩約20分(タクシーで約5分) 地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車よりタクシーで約7分 |
拝観時間 | 9:00~16:30 (御朱印は9:00~16:00) |
拝観料金 | 無料 |
所要時間の目安 | 25~30分 |
公式サイト | http://www.sekizanzenin.com/ |
寿老神の革堂(行願寺)
14時40分頃到着~15時05分集合・・・参拝時間は約20分
少し離れた道路で停車し、2~3分ほど歩いて革堂へ向かいます。
観光バス3台が鉢合わせしてしまい、御朱印がかなりの行列になっていました。(上記の写真の列が御朱印を求める方々です。)
参拝はまっすぐ進めばよく、それほど待ち時間はありません。御朱印の列がお賽銭箱の前にもできているので、その方々を避けて参拝する形となります。
参拝の列なのか御朱印の列なのか、すぐにはわからず戸惑いました。たまたまこんな変な並び方になっていたのでしょうか???
境内の左奥には七福神の石像ががズラッと並んでいましたが、誰もいなくて寂しそうでしたよ。こちらにも足を運んでくださいね。
住所 | 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17 |
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電話番号 | 075-211-2770 |
アクセス | 京阪電車 神宮丸太町駅下車より徒歩約10分 |
拝観時間 | 8:00~16:30 |
拝観料金 | 無料 |
所要時間の目安 | 15~20分 |
公式サイト | https://www.saikoku33.gr.jp/place/19 |
布袋尊の萬福寺
16時05分頃到着~16時45分集合・・・参拝時間は約30分
七福神の中で唯一実在の人物といわれている布袋様。モデルになっているのは中国のお坊さんです。見るからに福がありそう!
萬福寺はけっこう広く、しっかり見て回るにはとても時間が足りません。こちらでも行きたいところ、見ておきたいところを事前にチェックしておいたほうがいいと思います。
七福神めぐり最後の場所なので、けっこう疲労もたまり、足取りは重めでした。しかし、萬福寺の広い境内に人はそれほどおらず、厳かな雰囲気と相まって背筋がシャキッと伸びる感じがしました。
我が家もそうですが、みなさんそれほど歩き廻らず、布袋尊にお参りして売店へ直行する方が多かったようです。
売店の手前に御朱印所がありましたが、ツアーバスの特典「都七福神集印済み色紙」は売店の中に特設カウンターが設けられています。
バスへの乗車時に配られた引換券を添えて、割引価格で購入することができます。
売店が割とキレイ。ちょっとした雑貨屋さんのような雰囲気で、そこそこ楽しめます。
住所 | 京都府宇治市五ケ庄三番割34 |
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電話番号 | 0774-32-3900 |
アクセス | JR奈良線 黄檗駅下車より徒歩約5分 京阪宇治線 黄檗駅下車より徒歩約5分 |
拝観時間 | 9:00~17:00(16:30受付終了) (御朱印・売店は9:00~16:30) |
拝観料金 | 500円 |
所要時間の目安 | 30~60分 |
公式サイト | https://www.obakusan.or.jp/ |
すべてを回って京都駅に着いたのは17:30頃。所要時間約8時間という長時間のコースだったのでさすがに疲れました。
が、河原町まで晩ゴハンを食べに行く元気はありましたよ(*^^*)
京都定期観光バスの七福神めぐりのメリットとデメリット
実際にバスツアーに参加してみて、良かったところとイマイチだったところがなんとなくわかった気がします。
バスツアーのメリット
- 一日で7ヶ所すべてを回ることができる
- 御朱印コンプリート色紙が並ばずに、しかも安く買える
- お守りがもらえる
- お弁当が用意されている
- 車内でガイドさんに詳しく案内してもらえる
- バスに乗ってるだけでいいので楽ちん
- 大きな色紙を持ち歩かなくてもよい
一日で7ヶ所すべてを回ることができる
なんといっても、必ず7ヶ所回れる、というのがいちばんのメリットですね。
公共の乗り物を使って回る場合、「途中で時間がなくなってしまい、一日で回れなかった」という結果になる場合もあると聞きますから。
北から南まで、かなりの距離がありますので、よほど時間管理をしっかりしておかないと、電車ひとつ乗り遅れただけで大きく予定が変わってしまうことになりかねません。
御朱印コンプリート色紙が並ばずに、しかも安く買える
自分で御朱印をもらいたい場合は注意が必要です。
集合時間は決められているし、御朱印を求める人の列は行ってみなくちゃわかりません。平日と土日、年始と1月下旬ではそれぞれ混み具合も異なりそうです。
ヘタすると、参拝せずに御朱印だけもらって終わった、なんてことにもなりかねません。また、最悪はもらえないところが出てきてしまう可能性もあるところですね。
すべての寺社の御朱印が集まった色紙は、どこでも誰でも5,000円前後で購入できますが、バスツアーの参加者は、1,000円引きの4,000円で購入可能となります。
一人一枚と決められていますが、一家に一枚あればよいし、余った分はお土産にしても喜ばれると思います。
お守りがもらえる
「七種七色御守護を授与」ということで、各所へ行った後、ひとつ200円で販売されている小さなお守りがガイドさんか運転手さんによってひとつずつ手渡されます。
お守りの並びには決まりがあります。並び順とそれぞれのご利益は次のとおり。
- ゑびす神 … 商売繁昌、旅行安全
- 毘沙門天 … 安産、学業成就
- 大黒天 …… 開運招福、商売繁盛
- 弁財天 …… 技芸円満、福徳自在
- 福禄寿神 … 商売繁盛、延寿、健康、除災
- 寿老神 …… 福財、子宝、諸病平癒、長寿
- 布袋尊 …… 福徳円満、縁結び
順番を守っていれば、右から並べても左から並べてもよいそうです。
このお守りを入れる袋がついた絵馬が、六波羅蜜寺に用意されていますので、入れるものが欲しいという場合はここで手に入れておきましょう。(800円)
といっても、上記のお守りが入っている状態の写真でわかるとおり、簡易的なビニールの袋がくっついているだけなので、これなら自作も可能ですね(^▽^;)
ぜんぶを並べて家に置いておくのもいいですが、たとえば「旅行に行くからゑびす神のお守りを持って出かける」など、その時々で欲しいご利益のお守りを身につけるのもオススメだそうですよ。
お弁当が用意されている
有名なお店や人気店へ立ち寄ってランチを・・・なんて言ってると、かなり時間のロスとなってしまいます。
時間に追われているため、座ってすぐにまともなお食事にありつけるのは、とてもありがたいこと! しかも、期待以上に美味しくいただけて満足でした。
すべてを回り終えてからのディナーを奮発するといいんじゃないでしょうか。
車内でガイドさんに詳しく案内してもらえる
しっかり事前に都七福神について予習をしてこられる方もいらっしゃるかと思いますが、我が家のように「とりあえず行ってみよう!」と参加する人もいるかと思います。
そんな場合でも、さまざまな知識を得られるのがバスツアーの良いところですよね。
ガイドさんは、出発からずーっと車内でしゃべりっぱなし!今から向かうお寺さんの歴史や見どころなどを、サクッと手短に伝えてくれます。
また、お賽銭についても次のように教えていただきました。
オススメのお賽銭の額
5円 … ご縁がある
15円 … 十分ご縁がある
25円 … 二重にご縁がある
35円 … 再三ご縁がある
45円 … 始終ご縁がある
55円 … いつもご縁がある
避けたほうがいいお賽銭の額
10円 … 遠縁(縁が遠ざかる)
65円 … ろくなご縁にあわない
10円玉を使う人も多いですよね。その場合は、心の中でご縁ご縁と2回唱えて両替して使うといいそうです。
すべてを5円玉で用意できればいいのですが、55円にしたければ11枚も必要に・・・。100円玉をいっぱい用意してきたけど5円玉はそんなに持っていなかったので、次回に活かします。
また、7ヶ所を巡るので7ヶ所分を用意しておけばいいかと思いきや、お寺さんによっては何箇所もお賽銭箱が置かれています。20ヶ所分くらい用意しておいたほうがいいかも。
ちなみに、もし100円玉を使いたい場合は、次の理由から115円としておいた方がよさそうですね。
105円 … 十分ご縁がある(当分ご縁がない、という話も)
115円 … いいご縁がある
バスに乗ってるだけでいいので楽ちん
路線の乗り換えや乗り継ぎ時間など、移動に関して神経をすり減らすことがありません。集合時間だけ守っていればいいので、かなりラクです。
また、一段高いところから車窓の景色を楽しむことができるのも魅力のひとつといえますね。ガイドさんは七福神に関係ない、目の前の名所の説明もしてくださいます。
大きな色紙を持ち歩かなくてもよい
七福神の御朱印が書かれた色紙(大護符)は、タテ約45.5cm×ヨコ約38cmととても大きいです。
この色紙を持って食事へ行き、地下鉄で帰ってきましたが、けっこう気を使いました。
7ヶ所すべてで公共の交通機関を使って、人にも物にもぶつからないように持ち歩くのは、かなり負担になると思います。
バスツアーの場合は、自分で御朱印をもらう場合でも、持ち歩きに関するリスクは最小限になるといえるんじゃないでしょうか。
バスツアーのデメリット
- 好きな順番で回れない
- 時間が余ったり足りなかったりする
- 結構歩く
好きな順番で回れない
寺社を回る順番は、当日のバスに乗ってみないとわかりません。順番にこだわりがあるなら、バスツアーは使わないほうがいいと思います。
また、たとえば大きな色紙だと持ち運ぶのが大変だから扇子型の御朱印帳で回りたい、などといった場合、六波羅蜜寺で事前に買って用意しておくなどの下準備も必要です。
時間が余ったり足りなかったりする
個人旅行なら、寺社によって時間をたっぷり使うのも短く済ませるのも自由自在ですよね。
しかし、ツアーでは割と均等に時間配分されてしまっていますので、時間が足りないところや余るところが出てきてしまいます。
混雑具合によって左右されるため、時間配分も難しいんでしょう。その時間内でやりくりしなくちゃいけないので、モタモタしてたら何もできずに終わります・・・。
特に、御朱印を自分で集めたい方は要注意!
今回のツアーには、横浜からいらしてた年配のご夫婦がいらっしゃいました。御朱印はせっかくだから自分たちでもらいたいと、ひとつひとつ集めていらっしゃいましたが、時間の関係で2つもらえなかったそうです。
もらえなかったところは明日もう一度行くということでしたが、それは宿泊するからできること。日帰りでの参加だったらどうするの?って話になっちゃいます。
結局、最後に集印済みの色紙を求めることになってしまうと、悔しいですよね。
また、御朱印をいただいた後に乾かす時間も必要となります。六波羅蜜寺には御朱印所に乾燥用のドライヤーが用意されていましたが、他にあったかどうかは・・・?
思ったより結構歩く
バスツアーだから各寺社の目の前で乗り降りできる、なんて思ってたらアウト。
都七福神の寺社で、観光バスが停められる大きな駐車場が敷地内にあるのは東寺だけでした。もちろん数分の距離ですが、あとは少なからず歩きが必要となります。
履き慣れた靴、スニーカーなどが必須アイテムです。
まとめ
定期観光バスツアーを使って、京都七福神めぐりによる初詣に行ってきた様子やメリットとデメリットについてまとめました。
慌ただしくてあっという間に時間が過ぎましたが、修学旅行気分で七福神めぐりを満喫できて楽しかったです。満足度は80点といったところでしょうか。
ガイドさんによると、7年続けて回るとよりご利益があるとかないとか。それを何周も繰り返してくださいとのこと。車内から悲鳴があがっていました(笑)
来年も機会があれば、ぜひ七福神めぐりをしてみようと思っています(*^∀^*)