お西さんとして慕われている西本願寺は、桃山文化を代表する建築物として世界遺産になっています。秋の西本願寺は、なんといってもかなりの存在感を放つ大銀杏が見どころ。
大銀杏の紅葉の見頃はいつなのか、開門と閉門の時間や、境内を見て回る所要時間はどれくらいを予定しておけばいいのかなどについて解説します。
また、初めて西本願寺へ行くなら、見どころをお坊さんがガイドしてくれる無料のツアーもオススメですので、詳細をチェックしてみてくださいね。
西本願寺にある銀杏の紅葉は見ておきたい!
西本願寺には「水吹き銀杏」「逆さ銀杏」と呼ばれる大銀杏の木が御影堂前にあり、毎年秋になると色鮮やかで見事な情景を演出します。
その形状はイチョウとしては変わっており、地上2、3メートルのところから水平方向や斜め上に向かって縦横に枝を張り巡らせる様子から逆さ銀杏などと呼ばれており、市の天然記念物にも指定されています。
阿弥陀堂前の大銀杏は、市の保存樹に指定されている16メートルを超えるイチョウの巨木が存在しており、こちらも見事な色合いを楽しむことができます。
西本願寺の銀杏の見頃は?
樹齢300年ともいわれている西本願寺の大銀杏は、10月下旬~12月中旬くらいまでと、比較的長い間に渡って見頃が続くのが特徴です。
秋にぜひとも訪れたい西本願寺は、京都駅から歩いて行ける距離ですし、バスに乗ればバス停の目の前というアクセスの良さも魅力です。
この時期に京都に訪れる予定があるのなら、ぜひ参拝を組み込んでみてはいかがでしょう。
西本願寺の銀杏が見られる時間は?
お西さんの開門は、早朝の5時半と、とっても早いんです。ライトアップなどはなく、17時には閉門してしまいますので、行くならお昼間に予定を組み込みましょう。
西本願寺の所要時間は?
大銀杏を見るだけなら、その所要時間は10分といったところでしょうか。
ですが、世界遺産でもある西本願寺では、国宝の唐門など見どころはたくさん!ひと通り見て回ろうと思うなら、40分ほどは見ておきたいですね。
西本願寺の無料案内ツアー
また、西本願寺のお坊さんがガイドとして境内を案内してくれる無料のツアーが、1日4回ほど開催されています。予約不要で、各時間の前に受付すればOK!
このツアーの所要時間は30分ほどですので、効率的にしっかりと観覧したいなら、こちらを利用するといいですね。
時間 | 1回め 9:30~ 2回め 11:00~ 3回め 13:45~ 4回め 15:30~ |
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参加費 | 無料 |
所要時間 | 約30分 |
受付場所 | 本願寺境内の総合案内所(お茶所) |
特典 | 024(おにし)カードがもらえます。(全24種類) |
西本願寺の見どころ
豊臣秀吉によって寄進された現在地に西本願寺が建てられたのは、1591年(天生19年)のこと。境内にある飛雲閣、唐門、書院、能舞台は国宝・国の重要文化財です。
境内に足を踏み入れると、世界最大規模の木造建築である阿弥陀堂と御影堂の存在感がスゴイ!
阿弥陀堂と御影堂では毎朝6時から晨朝勤行・法話が行われており、静かな空間に響く読経が、京都らしい雰囲気をかもし出しています。
早朝にここで心を洗ってから京都散策を始めるのもいいかも♪
境内の南側にある国宝の唐門は、豪華な装飾彫刻が見事すぎて日が暮れるのも忘れて見とれてしまう、ということから「日暮らし門」という別名もついています。
時間を忘れてしまわないようにご注意!
西本願寺の基本情報
浄土宗本願寺派の本山であり、その起源は1273年に遡る日本を代表する古刹で、第8代の蓮如上人の時代には日本全国に多くの信者を抱えるようになりました。
境内には文化財としても貴重な施設が数多く存在しており、なかでも御影堂や阿弥陀堂などは国宝に指定されています。
住所 | 京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町 |
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電話番号 | 075-371-5181 |
アクセス | 京都駅より徒歩約15分 京都駅より 市バス 西本願寺前下車すぐ 阪急 四条河原町駅より 市バス 島原口下車すぐ 京阪 七条駅より 市バス 七条堀川下車すぐ |
10~12月の参拝可能時間 | 5:30開門~17:00閉門 |
参拝料 | 無料 |
所要時間の目安 | 30~40分 |
公式サイト | https://www.hongwanji.kyoto/ |
まとめ
西本願寺にある大銀杏の紅葉(黄葉)の見頃、かかる所要時間や見どころ、お坊さんによる無料の境内案内ツアーや基本情報などについてまとめました。
もし時間があるなら、東本願寺へ歩いて行くと、イチョウ並木を楽しむこともできます。どちらも京都駅にほど近いので、参拝のついでに京都駅周辺で京の味覚を楽しむのもありですよね。
西本願寺は、ぜひ秋の京都観光の行き先のひとつに組み込んでもらいたいスポットのひとつなのです。