昔ながらの茅葺き屋根の仁王門や、石畳の参道などが、いにしえのしっとりとした京都情緒を映し出しているのが常寂光寺。秋期は木々が織り成す錦色が境内を彩って、京都でも屈指の紅葉のスポットとして有名です。
そんな常寂光寺の紅葉の見頃時期はいつなのか、事前にチェックしておきましょう。
また、見どころとライトアップの有無についてもカンタンにまとめましたので参考にしてくださいね。
常寂光寺の紅葉の見頃時期はいつ頃?
11月中旬から11月下旬と、やや短めなのが常寂光寺の紅葉の見頃です。ピークは11月20日前後になると予想されます。
オフィシャルサイトには、下記の記述がありました。
11月13日位から紅葉の見頃になります。最盛期は18日から28日前後になるでしょう。
最新の紅葉の色づき具合を確認するには、京都のオフィシャルサイト京都観光Navi 紅葉だよりも便利です。
常寂光寺の見どころは紅葉だけじゃない!
11月中旬から下旬の紅葉シーズンには、仁王門をくぐった先にある、本堂に向けて急な石段を登る境内が、楓の赤や朱色や黄色など色彩豊かです。
天空を見上げれば、満点の星空のようなモミジがあるなど、秋ならではの光景が連続見られ、紅葉の様相が日々に変化していく時期には、イメージが異なる風景に出会えます。
このように、常寂光寺の紅葉はすばらしい!と有名ですが、見どころは紅葉だけではありません。
仁王門
仁王門は、常寂光寺の境内の建築物の中で最も歴史のある建物になります。仁王門から続く参道は紅葉が覆いかぶさるようになっており、もみじのトンネルをくぐっている気分になれます。
多宝塔
優美に佇む多宝塔は、重要文化財です。本堂のさらに奥まった階段を登った先にあり、木々に囲まれているため、紅葉の朱色と多宝塔の白色の色合いが美しい景色を楽しめます。
反り返った茅葺き屋根や、丸まっている白壁の調和もステキで、常寂光寺の中でも見ごたえのある伽藍です。
また、多宝塔からぜひ見下ろしてみてください。一面に紅葉が広がり、嵯峨野の風景も一望できます。
常寂光寺には紅葉ライトアップはある?
残念ながら、常寂光寺では紅葉時期のライトアップは行われていません。
ですが、嵐山花灯路の時期には夜間特別拝観が行われます。
常寂光寺の夜間特別拝観
開催期間 | 2018年12月8日(土)~17日(月) |
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拝観時間 | 17:00~20:30(受付は20:00まで) |
拝観料金 | 500円 |
京都 嵐山花灯路
嵐山花灯路は、紅葉の見頃を過ぎてしまってから始まります。紅葉の時期とかぶってしまうと、混雑がとんでもないことになりますからね。
12月の嵐山はとても寒く、観光客がグンと減りますので、それらを回避するための催しであるとも言われています。
キラキラとしたライトアップではなく、優しい行灯の灯りが嵐山の主要な道を照らしてくれるので、ほんわかとした雰囲気を楽しむことができて、これはこれで見る価値ありです♪
開催期間 | 2018年12月8日(土)~17日(月) |
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点灯時間 | 17:00~20:30 |
特別拝観・ライトアップ場所 |
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公式サイト | http://www.hanatouro.jp/arashiyama/ |
常寂光寺の基本情報
慶長元年(1596年)に創建された日蓮宗の寺院。閑散な小倉山が、仏教の理想郷「常寂光土」のようだということで寺名の由来となっています。
藤原定家が詠んだ「忍ばれむものともなしに小倉山軒端の松ぞ馴れて久しき」から、軒端寺と呼ばれることも。
住所 | 京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 |
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電話番号 | 075-861-0435 |
アクセス | JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅下車より徒歩約15分 京福電鉄 嵐山駅下車より徒歩約20分 京都市バス 嵯峨小学校前下車より徒歩約15分 |
拝観時間 | 9:00~17:00(受付は16:30まで) |
拝観料金 | 500円 |
所要時間の目安 | 20~30分 |
公式サイト | https://www.jojakko-ji.or.jp/ |
まとめ
京都の嵐山エリアよりやや北にある常寂光寺について、紅葉の見頃時期や見どころ、ライトアップ情報などについてまとめました。
常寂光寺から北へ二尊院、祇王寺と名だたる紅葉の名所を巡ることができます。こちらは紅葉シーズンでもそこまで混雑しないので、静かに紅葉狩りをしたいならうってつけの場所です。
帰りは嵐山まで行き、お土産やグルメを楽しんで帰るというコースにすれば、一日でも十分に堪能できる小旅行が楽しめると思いますよ。