2024年1月から放送しているNHK大河ドラマ「光る君へ」。
大河ファンにとって訪問が楽しみな大河ドラマ館が、京都のどこにあるのかを解説しますね。
ちょっと調べてみると、その場所は宇治とびわ湖大津の石山寺と2箇所出てきます。
というのも、実は
京都府宇治市は大河ドラマ展
滋賀県大津市は大河ドラマ館
という名称なのです。
う~ん、ややこしい!
「展」と「館」で内容はどう違うのか、それぞれの詳細やアクセスなどについてまとめました。
大河ドラマ展や大河ドラマ館へ行く際の参考にしてくださいね。
光る君へ大河ドラマ館は京都のどこにある?
結論から言うと、大河ドラマ館は京都にはありません。
正しくは、
京都府宇治市 大河ドラマ展
滋賀県大津市 大河ドラマ館
です。
京都では「大河ドラマ展」が行われています。
そのため、「光る君への大河ドラマ館はどこにあるの?」という質問なら、「滋賀県大津市にあるよ」、というのが正解なのです。
とはいえ、京都でも滋賀でも同じような規模の展示が行われていますので、行きやすい方へ訪れてみましょう。
もちろん、両方へ行くのもあり!
大河ドラマ展と京都の関係
紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」は京都が主な舞台です。
『源氏物語』の終章とも言える宇治十帖は、宇治市の歴史と景観が色濃く反映された部分であり、紫式部と深い縁を持つ地として知られています。
放送前の2023年12月にはNHK京都放送局でのパネル展、2024年3月は京都市内の区役所での全身パネル巡回展がありました。
さらに、初回放送のパブリックビューイングが京都テルサホールで行われ、主演の吉高由里子さんらのトークイベントも行われています。
ここまで京都がクローズアップされているので、大河ドラマ館も京都にあると勘違いされるのも仕方がないかも。
大河ドラマ館と石山寺の関係
びわ湖に映る満月に照らされながら『源氏物語』の最初の一文を紡ぎ出した、という紫式部の逸話が広く語り継がれているのが石山寺です。
また、「源氏の間」は価値を認められ、国宝に指定された本堂内に保持されています。
さらに、『源氏物語』や紫式部に関わる多くの寺宝を有することでも知られ、古き良き時代への思いを馳せることができる聖地となっています。
光る君へ 宇治の大河ドラマ展
この展示会では、ドラマで使用された衣装や小道具、さらには特別制作された映像コンテンツなど、番組の世界観を体感できる幅広い展示がされています。
源氏物語ゆかりの宇治で「大河ドラマ展」衣装や小道具など紹介https://t.co/tAyOrG0h16 pic.twitter.com/AbblDSz0Uj
— NHK京都 (@nhk_kyoto) March 11, 2024
大河ドラマ展の詳細
宇治の歴史展示と大河ドラマ展示の二段構成となっています。
紫式部のゆかりの地である宇治の魅力を掘り下げつつ、藤原道長に代表される平安貴族の足跡を辿り、『源氏物語』の世界に触れることができますよ。
- ウエルカムVTR(吉高由里子さん)
- ドラマ概要・入門編
- 衣装展示
- フォトスポット
- 舞台裏など特集パネル
- 登場人物紹介
- 小道具展示
- 4Kシアター(オリジナル映像)
- 宇治の俯瞰図
- 藤原道長と宇治
- 十二単体験
- お歯黒体感コーナー
- キャスト直筆サイン&メッセージ
基本情報
開催期間 | 2024年3月11日(月)~2025年1月13日(月・祝) |
休館日 | なし |
開催時間 | 9:00~17:00(最終入場は16:30) |
会場 | お茶と宇治のまち交流館 茶づな |
住所 | 京都府宇治市菟道丸山203-1 |
問合せ先 | 光る君へ 宇治 大河ドラマ展 運営管理事務局 TEL:075-353-0870 |
公式サイト | https://uji-dramaten.jp/ |
入場料
大人(高校生以上) | 小人(小・中学生) | 入場施設 | |
一般入場券 | 500円 | 250円 | 大河ドラマ展 |
茶づな2館セット券 | 1,000円 | 500円 | 大河ドラマ展 茶づなミュージアム |
源氏物語2館セット券 | 1,000円 | 500円 | 大河ドラマ展 源氏物語ミュージアム |
3館セット券 | 1,500円 | 750円 | 大河ドラマ展 茶づなミュージアム 源氏物語ミュージアム |
団体入場券(20名以上) | 400円 | 200円 | 大河ドラマ展 |
アクセス
京阪宇治線「宇治駅」より徒歩約4分
JR奈良線「宇治駅」より徒歩約12分
光る君へ びわ湖大津の大河ドラマ館
ドラマで使われた衣装や小道具、出演者の貴重なインタビュー映像など、大津でしか見られない展示で、大河ドラマの魅力的な世界へと誘います。
🎊本日オープン🎉#光る君へ 宇治 大河ドラマ展
— 紫式部の筆はしる源氏物語誕生の地 大津 (@shikibu_otsu) March 11, 2024
〜都のたつみ 道長が築いたまち〜#京都府宇治市 のお茶と宇治のまち交流館「茶づな」で大河ドラマ展オープン❗️
宇治市には源氏物語ミュージアムもあります👀ご一緒にお楽しみください🎶
#紫式部ゆかりの3市… pic.twitter.com/yVUV4JQLig
大河ドラマ館の詳細
大津では大河ドラマ展示オンリーの構成です。
- ウエルカムVTR
- ドラマ概要・入門編
- 登場人物紹介
- 衣装展示
- フォトスポット
- 企画パネル
- 小道具展示
- 4Kシアター(大津オリジナル映像)
- キャスト直筆サイン&メッセージ
「源氏物語 恋するもののあはれ展」が同時開催されています。
平安時代の文化と源氏物語をモチーフにした展示で、キービジュアルがとてもキュート!
基本情報
開催期間 | 2024年1月29日(月)~2025年1月31日(金) |
休館日 | なし |
開催時間 | 9:00~17:00(最終入場は16:30) |
会場 | 石山寺境内 明王院 |
住所 | 滋賀県大津市石山寺1-1-1 |
問合せ先 | 光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館 運営センター TEL:077-500-0100 |
公式サイト | https://otsu-murasakishikibu.jp/exhibition/taiga.html |
入館料
「大河ドラマ館」「恋するもののあはれ展」の両方を見ることができます。
大人(中学生以上) | 小人(小学生) | |
一般入場券 | 600円 | 300円 |
石山寺セット券 | 1,000円 | 450円 |
団体入場券(20名以上) | 500円 | 250円 |
未就学児は無料です。
団体石山寺セット券は、大人:1,000円、中・高校生:850円、小人(小学生):450円です。
団体券は団体予約サイトにて申込が必要です。
アクセス
京阪石山線「石山寺駅」より徒歩約10分
JR東海道本線「石山駅」より京阪バス「石山寺山門前」バス停下車すぐ
光る君へ大河ドラマ展と大河ドラマ館 まとめ
NHKドラマ「光る君へ」の大河ドラマ展と大河ドラマ館、それぞれの魅力についてご紹介しました。
京都府宇治市の大河ドラマ展とその詳細
滋賀県大津市の大河ドラマ館とその詳細
二つのスポットが深くリンクしていることを知ると、より一層物語に引き込まれるかもしれませんね。
ドラマファン、源氏物語ファンはもちろん、京都や宇治、平安時代の文化に興味を持つすべての人々にとって、一度は訪れてみたい特別なイベントとなりそうです。