護王神社は御所の守護神として、京都御苑の西側、蛤御門の向かいに位置しています。境内にある霊猪像から、いのしし神社としても親しまれています。
この護王神社には足腰の神様がいらっしゃるということで、足腰の健康を願う方々が全国から訪れることで有名です。
足腰の健康祈願は、本殿をお参りしてお守りを受けるだけではなく、さまざまな祈願の方法や場所があります。
それほど広くないのですが、御千度車、足萎難儀回復の碑や石の足跡、座立亥串などをうっかり見逃してしまわないように、事前に知識を得ておきましょう。
ここでは、それらの説明や、足腰お守りの種類と値段などについてまとめています。
京都の護王神社は足腰の神様!そのご利益とは?
足腰の健康に関するご利益を求めて、護王神社には全国からたくさんの方々がいらっしゃいます。
足腰の病気やケガの治癒
膝痛や腰痛など足腰全般の病気やケガを早く治したい、痛みを緩和させたいと願う方々が、全国から参拝に訪れます。
私も腰椎椎間板ヘルニアの手術をしているため、術後は何度も通っており、おかげさまで現在は何の不自由もありません♪
足腰の健康祈願
いま特に痛みなどの不具合があるわけじゃないけれど、年老いてからも足腰が丈夫で健康でいられるように、という健康祈願をされる方も多いです。
また、両親や祖父母に対して、いつまでも元気で歩いていて欲しい、という願いを込めて、護王神社を訪れ、足腰お守りをお土産にする方も。
老人は足腰から弱っていく、なんて言われているため、それを阻止すべく、私も実家へ毎年送っています。
なぜ護王神社に足腰守護のご利益があるの?というと、この神社の御祭神である和気清麻呂公(わけのきよまろこう)が、歩けないほどのケガから復活したという逸話にちなみます。
護王神社の足跡に乗ることで足腰丈夫を祈願!
「護王神社へ行くなら、足跡に乗っておいでね~」などと言われます。足跡?乗る?と、初めて聞いたら戸惑ってしまいますよね。
足萎難儀回復の碑
本殿の右隣には、足萎難儀回復の碑(あしなえなんぎかいふくのひ)があります。
ここにある足跡、つまり足型の石の上に乗って、碑をなでることでご利益をいただこうというものです。
願掛け猪像
本殿の左隣には、願かけイノシシ像と祈願殿があります。
足萎難儀回復の碑とともに、イノシシがついた白い棒のようなものがたくさん刺さっています。これは、座立亥串(くらたていぐし)というものです。
座立亥串
足萎難儀回復の碑の隣にもありますが、本殿の両側に植えられている御神木 招魂樹(おがたまのき)の根本には、座立亥串がたくさん立てられています。
ここに霊猪像がありますが、神の使いである座立猪(願掛猪)として信仰されており、座立亥串には心願成就、再起興隆、福徳財運、足萎難儀回復のご利益があると言われています。
座立亥串の初穂料は、2本1組で千円です。
1本は座立猪の前に刺し立て、もう1本は家に持ち帰り、神棚や玄関、居間などで頭より上の場所に祀ります。
御千度車(おせんどぐるま)
護王神社の表門前には、「足萎難儀回復御守護石」と書かれている御影石製の「御千度車(おせんどぐるま)」があります。
足腰の健康と病気回復を祈願する「大祓詞(おおはらえことば)」が金字で刻まれています。
この御千度車を一度回すことで、大祓(浄化の儀式)をしたのと同じことになるんだとか。本来、読めば5分ほどかかる大祓詞ですが、参拝者の足腰に負担をかけないように工夫されています。
毎月21日に行われている足腰祭でも、本殿にて祈願祭をした後、参列者は御千度車を回して足腰の大御守りの下をくぐることで、足腰の健康祈願をします。
護王神社の足腰お守りとは?種類や値段は?
足だけ、腰だけ、足腰をはじめ、健脚や勝歩(しょうぶ)など、たくさんの種類があるので、どれがいいのか目移りしてしまうかも。
ちなみに、わが家の定番はコレです。
もし家に置いておきたいのなら、「足腰の神札 1,000円」というのがあります。
持ち歩きたいなら、定番サイズの形、大きさのこちらを。
- 足腰の袋お守り 1,200円
- 腰の袋お守り 700円
- 足の袋お守り 700円
- 健脚お守り 1,000円
- 勝歩(しょうぶ)お守り 1,000円
キーホルダーにつけたいなど、根付けタイプはこちら。
- 足腰の根付け袋お守り 1,200円
- 足腰の鈴お守り 1,200円
- 腰の根付けお守り 1,000円
- 足の根付けお守り 1,000円
大きさや写真は、護王神社さんの公式サイトをご確認ください。
ちなみに、参拝可能な時間は、午前6時から午後9時までですが、神符守札授与所は午前9時から午後5時までですので、ご注意くださいね。
護王神社の基本情報
住所 | 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385 |
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電話番号 | 075-441-5458(9:00~17:00) |
アクセス | 京都市バス 烏丸下長者町下車よりすぐ 地下鉄烏丸線 丸太町駅下車より徒歩約7分 |
参拝時間 | 6:00~21:00 |
拝観料金 | 無料 |
所要時間の目安 | 10~20分 |
公式サイト | http://www.gooujinja.or.jp/ |
まとめ
足腰の神様といわれる京都の護王神社について、足腰に関するご利益のいただき方などをまとめました。
私が初めて参拝に行った日は、あいにくの大雨だったため、本殿をお参りしてお守りを受けただけで帰ってきてしまいました。
後日、もっといろいろな見所があったと知り、再度行き直した経験があります。
わたしのように失敗しないよう、本殿をお参りするだけでなく、足萎難儀回復の碑にある足跡の上に乗って碑をなでたり、御千度車を回したりすることもお忘れなく!