実は10年以上前から郵便局で販売されている「ご当地フォルムカード」。その土地でしか手にすることができないため、なかなかレアなお土産としても使えます。
中にはコンプリートを目指して全国行脚する猛者も!
ちょっと目先の変わった京都土産として、かさばらずお安く買えるご当地フォルムカードもチェックしてみてくださいね。
ご当地フォルムカードってなに?
各都道府県のご当地ものをイラスト化した、形も楽しいポストカードが「ご当地フォルムカード」です。
例えば、北海道は「木彫りの熊」「大通公園」「キタキツネ」、沖縄は「シーサー」「首里城」「琉球舞踊」などのイラストが使われています。
日本全国のご当地フォルムカード絵柄一覧は、下記のサイトからチェックすることができます。
誰が見てもすぐにわかるイラストだけでなく、「それどこ?」とツッコミを入れたくなるモチーフなんかもあって、見てるだけでも楽しいですよ。
京都のご当地フォルムカード
京都バージョンのご当地フォルムカードは、どれも京都らしいイラストが採用されています。(多分、ツッコまれることはないでしょう!)
舞妓さん
サイズ:横 10.0cm×縦 17.0cm
値段:189円(税込)
祇園の街をウロウロしていると、高確率で出会うことができる舞妓さん。花街のイメージからも、京都っぽい和のモチーフの一つです。
あえて後ろから見た舞妓さんをデザインしているのがポイント高い! このイラストのような形におしろいが塗られているところを実際に見ると、ちょっと感激するかも~♪
蛇の目傘
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
蛇の目模様の和傘と舞妓さんのぽっくり下駄。シンプルだけど可愛らしくて、とても京都っぽいモチーフですよね。
平安時代に中国から伝わったとされる蛇の目傘は、魔除けの効果もあるとされていたんだとか。このポストカードを魔除け代わりに飾っておくのもアリかもしれませんね。
京都タワー
サイズ:横 10.0cm×縦 17.0cm
値段:189円(税込)
東京スカイツリーなんかを知っている人からしたら、京都タワーの実物を見ると「小っさ!」と思わず声が出てしまうかも。
景観が厳しい京都市内には、極端に高いとか派手派手な建物がありません。いちばん高い建造物がこの京都タワーなんです。
赤と白で案外かわいらしい姿は、京都駅前から眺めることが可能です。
天橋立
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
日本三景の一つでもある天橋立(あまのはしだて)。
京都市外の観光地ナンバーワンの国の特別名勝です。
イラストは、天橋立ビューランドから天橋立を望む南側からの眺望(飛龍観)と股のぞきの様子。この体制からだと、天に架かる橋のように見えるそうです。
決して体操しているお兄さんたちではありません(笑)
京野菜
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
京都に住んでいても食べることの少ない京野菜たち。
イラストは左上から次の野菜が描かれています。
- 金時にんじん(京人参)
- 鹿ヶ谷かぼちゃ(ししがたに)
- 聖護院かぶ(しょうごいん)
- 聖護院大根
- 賀茂なす
- 伏見とうがらし
- 海老芋
数がそれほど多いわけではないだろうから、スーパーにはあまり並ばないんですよね。錦市場とかデパ地下へ行かないといけないブランド野菜&高級野菜です。
元離宮二条城
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
世界遺産でもある二条城は、京都旅行の定番ともいえる場所ですね。ポストカードに描かれているのは、国宝にも指定されている二の丸御殿です。
天守閣のあるお城とは違い、平城なので派手さはありません。立派な御殿が逆に京都らしいといえるでしょう。
龍安寺石庭
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
枯山水の石庭でよく知られる龍安寺も世界遺産。春の桜が咲く風景がポストカードになっています。
イラストにすると地味な感じになってしまいますが、実際に目の当たりにしてみると、これが侘び寂びね、と納得できる心が洗われる場所です。
北野天満宮
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
値段:189円(税込)
全国天満宮の総本社である北野天満宮。描かれたイラストは、三光門とも呼ばれる重要文化財に指定されている中門です。
月の彫刻、日の彫刻はあるのに、星の彫刻のない「星欠けの三光門」として天神さんの七不思議に数えられています。
ミニカード付きご当地フォルムカード
同じ絵柄の可愛らしいミニカードがついているものもあります。
郵送することはできませんので、メッセージカードにするかしおりにして使いましょう。
あん入り生八ツ橋
サイズ:横 17.0cm×縦 13.3cm
サイズ:横 8.0cm×縦 6.3cm
値段:255円(税込)
京都土産の定番として有名な、ニッキと抹茶の生八ツ橋がモチーフになっています。
あまりにもシンプルだけど、これぞ京都!と感じるのはお歳のせいかもしれません。(八ツ橋を知らない若者も多いらしい…)
こちらは2017年8月~2018年9月に限定販売されました。
鹿苑寺(金閣寺)
サイズ:横 10.0cm×縦 17.0cm
サイズ:横 4.7cm×縦 8.0cm
値段:255円(税込)
金色に輝く舎利殿から金閣寺と呼ばれていますが、正式名称は相国寺の塔頭寺院の一つでもある鹿苑寺です。
金閣寺は世界的にも有名な京都の名所なので、国内外問わず使えるフォルムカードと言えるんじゃないでしょうか。
2019年10月に限定販売されました。
5枚セットのおまけ
同柄が5枚入ったフォルムカードのセット販売がされています。
バラ売りの価格が189円で、5枚入りは189×5=945円です。
ミニカード入りのフォルムカードは255円ですので、まるまるミニカード分がおまけということになりますね♪
なので、複数の方に渡す予定があるなら、ミニカード付きの5枚セットを選ぶとお得です。
ご当地フォルムカードスペシャル
2019年に発売10周年を迎えた記念として、2020年の1月31日から6種類(北海道、東京、静岡、福岡、沖縄、京都)のスペシャルなご当地フォルムカードが発売されました。
サイズ:横 12.0cm×縦 20.4cm
値段:510円(税込)
通常カードにもある舞妓さんと同じ絵柄ですが、約1.2倍と一回り大きいサイズなのです。
さらに、かんざしの飾り部分や帯などが、キラキラとした特殊印刷になっているという違いがあります。
こちらのフォルムカードも定形外郵便として120円切手を貼れば国内発送ができます。よりインパクトを狙いたいのであれば、迷わずスペシャルカードですね!
ご当地フォルムカードについて
それではご当地フォルムカードについて、購入場所やお値段、サイズや郵送料金などの基本情報について知っておきましょう。
どこで買えるの?
日本全国にある郵便局の窓口で販売されています。土日も営業しているような中央郵便局など大きな郵便局では、もちろん土日も購入可能です。
基本的にゆうゆう窓口での販売はありません。
通販も行われておらず、ご当地でしか購入できないというのがポイントです。
サイズは?
イラストによって異なりますが、基本的なサイズは横17.0cm、縦13.3cmです。
京都版の場合、京都タワーが横10.0cm×縦17.0cmと、変則的なサイズになっています。
また、2020年1月31日から販売されている「ご当地フォルムカード スペシャル」は、通常サイズの約1.2倍となっています。
値段は?
標準のポストカードは、1枚189円、ミニカード付きは255円、ちょっと大きなスペシャルは510円です。(すべて税込み)
切手代(郵便料金)はいくら?
ご当地フォルムカードはすべて定形外郵便ですので、国内あては120円となります。
なお、このままポストカードとして海外へ郵送することはできません。残念ですが、封筒に入れて郵送する形となりますので注意してくださいね。
持ち運びの注意
雑貨屋さんなどで購入するときと同じように、単なるビニール袋に入った状態で販売されています。
誤って折り曲げたりしないよう、ハードタイプのクリアフォルダを持っていると便利です。なければ本やパンフレットで挟むなど、しっかり保護してくださいね。
使い方は?
最近はめっきり郵便を出さなくなりましたが、家族や友人などにあてて、たまには京都からサプライズなお便りを出してみるのもいいんじゃないかと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんなら特に喜んでくれそう♪
また、メッセージカード代わりとして、「京都へ行ってきました。美味しそうなお土産受け取ってね!」などといった言葉を添えるのも気が利いてます。
自分用に、楽しかった京都旅行の思い出として壁に貼って楽しむのもありでしょう。
まとめ:ご当地フォルムカードは集めたくなる?
郵便局で気軽に買える、ご当地フォルムカードの京都バージョンについてピックアップしてみました。
最初は3年くらい前に郵便局へ立ち寄ったときに見つけて、思わず衝動買いしたものです。こういう類のものって、収集心が湧き上がるというか、つい集めたくなっちゃいません?
誰かに送ってもいいし、カードにしてもいいし、ということで買ったのに、結局は使わずにキープしている状態ですが(笑)
また、最近はご当地フォルムカードの人気柄と同じイラストのステッカー、マスキングテープ、マグネットなども販売されていました。進化してるんですね。
旅行に行った記念に買い集めてもいいし、京都に行ってきたよ!と誰かにあげてもいいし、自分にも他人にも使えるプチプラなお土産だな~と思ったのでご紹介しました(*^^*)